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芸術祭

 先日、上野の東京藝術大学で開催されていた「藝祭」(学園祭)に行ってきました。普通の大学の学園祭に加えて、美術系学生の作品展示があったり、音楽系の学生演奏会が開催されたりしていて、こういった方面に興味のある人にとっては割と楽しめると思います。同大は芸術系の大学として国内最高峰ということで、学生の展示や演奏もかなりのレベルです。
 驚いたのは、美術系のキャンパスと音楽系のキャンパス(行動を挟んで反対側)の雰囲気が全然違ったことと、ほとんどの出店でアルコールが販売されていたことです。学園祭でのアルコール販売は、私が大学生だった10数年前にはほとんど見られなかったような気がしますが、これも時代の流れなのでしょうか。それとも、芸術系の大学だからでしょうか・・
 個人的に一番気に入ったのは、8基展示されていた神輿の出来映えです。今後都内各所で展示されるものもあるようですが、これだけを観に行く価値もあるんじゃないかな、と思いました。


[ 2009/09/12 23:26 ] 投資全般 | TB(0) | CM(0)

スティーブン・R・コヴィー「7つの習慣」

「7つの習慣」は、誰でも名前くらいは聞いたことのある、とても有名なビジネス書。
私は、昨年夏から、人事部門で研修の企画立案を担当しています。本書は過去に一度読みましたが、本書の内容を採り入れた企業研修がいろいろと行われていることを知り、改めて読み返してみました。

7つの習慣―成功には原則があった!7つの習慣―成功には原則があった!
Stephen R. Covey 川西 茂

キングベアー出版 1996-12
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本書で照会されている「7つの習慣」は次のとおりです。

第一 私的成功
一 主体性を発揮する(自己責任の原則)
二 目的を持って始める(自己リーダーシップの原則)
三 重要事項を優先する(自己管理の原則)

第二 公的成功
四 win-winを考える(人間関係におけるリーダーシップの原則)
五 理解してから理解される(感情移入のコミュニケーションの原則)
六 相乗効果を発揮する(創造的な協力の原則)

第三 最新再生
七 刃を研ぐ(バランスのとれた自己最新再生の原則)

第一の私的成功は個人の人格形成の重要性を、第二の公的成功は人間関係における相互理解・相互協力の重要性を、そして第三では継続的な成長の必要性を説いたものです。

本書では、個人の人格形成がなにより重要とされています。実際に生じた出来事等をどう受け止めるかは個人の自由意思で選択することができるので、現在自分が抱えている問題を外部環境のせいにせず、自分にできること・すべきことに集中して努力することにより問題を解決していこうという考え方(インサイド・アウト)が示されています。

そして、個人の人格形成を行った上で、相手の主張・立場をよく理解し、お互いにとってプラスとなる新たな解決策を探ることにより、個人の能力を超えた創造性を発揮することができる(相互依存)としています。

ところで、本書の「二 目的を持って始める」の章では、「数年後の自分の葬式で家族や友人、同僚にどんな弔辞を述べてもらいたいか。それがあなたの望む人生の目的です」という趣旨の箇所があり、それを踏まえて個人のミッション・ステートメント(私的憲法・信条)を作り、ミッション・ステートメントに従って生活しようと記載されています。

私はスティーブ・ジョブズがスタンフォード大学で行ったスピーチが大好きですが、そのスピーチでも、自分の死を見つめることで本当の望みが見えてくる、人生は短いので本当にやりたいことをしようという部分があります。

こうして考えてみると、自分の本当の望みを意識し、それを踏まえて毎日を頑張ることが必要なんだなと思い至ったので、今回のGWを利用して個人のミッション・ステートメントを作ってみました(加えて、妻と相談しながら、家族のミッション・ステートメントも作ってみました。)。
自分なりに真面目に考えて、それなりの時間をかけて作ったので、今後はこうしたステートメントを踏まえて毎日頑張ってみようと思います。

米国で出版されてから20年近く経っていますが、非常にいい本だと思いますので、未読の方は時間のあるときに手にとってみてください。

なお、ウィキペディア(日本語版)によると、筆者は、一部の専門家が「カルト」であると指摘するいわゆるモルモン教の熱心の信者であり、本書に影響を受けるべきでないという意見もあるようです。
私が読んだ限りでは、内容が宗教的に偏っているとは感じませんでしたが、上記のような意見があるようですので御参考まで。

[ 2009/05/10 00:18 ] 投資全般 | TB(0) | CM(0)

自分のキャッシュ・インフローの重要性

久しぶりに、まじめな投資の話題です。

株式市場は、一時期に比べると幾分値戻ししましたが、未だ先行き不透明です。
株式市場から既に撤退してしまった個人投資家も少なくないようですが、株式市場に留まっている個人投資家の中にも、相場の低迷が随分続いたため、種銭を使い果たしてしまってじっと我慢を続けている方が多いのではないでしょうか(少なくとも私はそうです。)。

先日ふと思ったのは、私のような投資スタイルの場合、追加投資を継続できるだけの現金収入(キャッシュ・インフロー)の確保が重要だということです。

私は現在、安定した配当収入と株主資本の安定成長が期待できる優良企業を割安な価格で買い、できるだけ長期で保有するという、非常に安直な戦略を採っています。
投資した銘柄を売却するのは、投資した企業が実は優良企業でなかったとき(あるいは、優良企業でなくなったとき)、投資した企業の株価が適正水準を大きく上回ったとき、保有銘柄を現金化してでも投資すべき有望な銘柄が見つかったときだけです。

私の戦略では、保有銘柄を現金化する機会が限られますので、追加投資に充てる資金は、給与収入から投資に振り向けている分と、保有銘柄からの配当収入だけです。
この結果、追加投資に宛てられるのは毎月数万円ですので、ポートフォリオ全体からみると僅かな金額にとどまってしまいます。

それでも、市場が好調で保有銘柄の株価が好調なときは気になりませんでしたが、最近のように株式市場の低迷が続くと、いささか心許ないですし、何より絶好の投資機会を指を咥えて見ているほかないのがとても悔しいです。

敬愛するバフェットに思いを馳せると、彼には、若い頃には自分のビジネスで得た利益が、バークシャーには傘下の保険会社から得られるフロートがありますから、株式市場全体が冴えないときでもまとまった追加投資を行えたんじゃないかと思います。
そして、当たり前ですが、株式市場が冴えないときに投資できる資金が多いほど、株式市場が持ち直したときのパフォーマンスは向上することとなります。

こうして考えてみると、ビジネスや会計を学んで投資眼を養う必要があるのはもちろんですが、それ以上に、自分の現金収入を増やす努力をする必要があると感じました。やっぱり、世の中そんなに甘くないってことですかね。



[ 2009/05/05 09:02 ] 投資全般 投資哲学 | TB(0) | CM(2)

効率的市場仮説に対する若干の疑問

先日LTCMの書籍を読んでから(記事)、久しぶりに「効率的市場仮説」について考えてみました。

個人的に常々感じているのは、「市場が効率的なら株価はランダムになるかもしれないが、株価がランダムだからといって市場が効率的だとは言えないのではないか」ということです。
例えば、一般的に新興国の市場は欧米の先進国に比べて効率性に劣ると評価されているように思えます。
このように考える論拠は何でしょうか。
まず、新興国の市場は株価がランダムでない(一定のパターンが認められる)ので非効率であるといえるという考え方があり得ますが、少なくとも私は、どこの国のどの市場であれ、普遍的に通用するパターンが発見されたという話を聞いたことがありません。
また、新興国の市場の株価はランダムだけれども株価以外の点(規制制度や政治体制等)で重要な欠陥があるので非効率であるといえるという考え方もあり得ますが、この場合、例えば米国も同様の重要な欠陥を抱えた場合には(あるいは過去に抱えていた時期においては)非効率となり得るということを認めるのかどうかという問題が生じます。
この辺のところ、効率的市場仮説を採用する方々はどう考えていらっしゃるんでしょうか。

また、インデックス投資家のブログでは、インデックス投資を実践している個人投資家でも効率的市場仮説を信じている人の割合はそれほど多くないという意見も散見されます。
確かにインデックスに投資すれば自動的に市場平均と同程度のリターン(マイナスの可能性もあるが、「平均的」な投資家よりも大きな損失を負担する可能性はない)が期待できるので、そのような理由からインデックス投資を実践することは考えられます。
他方で、効率的市場仮説は信じていないとする一方で、リスクをボラティリティと考えて金融商品を評価したり、資産クラスの相関関係を考慮してアセットアロケーションを考えているという趣旨の記事やコメントを拝見すると、「それって結局効率的市場仮説を信じていることになるんじゃないの?」と感じることもあります。

とまあ、とりとめもなくいろいろと書きましたが、私のような投資家にとっては、何も考えずに株式市場に資金を供給してくれるインデックス投資家の方々は貴重な存在なので、サブプライム問題とそれに続く経済危機に負けず、これからも信念を貫いて頑張ってほしいと思います。

[ 2008/12/19 23:27 ] 投資全般 投資哲学 | TB(0) | CM(0)

投資スタンス再考

1か月以上も前になりますが、PALCOMさんがブログに「個別株投資に関する若干の疑問」という記事を書かれていました。

この記事に、次のような記述がありました(当該記事から抜粋)。

個別銘柄投資に関しては、一般に、以下の仮定が置かれていると思います。
① 企業にはrigidな価値がある
② 私は企業の価値を正しく把握できる
③ 価値と価格に差がある銘柄を見つければ儲かる


この仮定を読んで、「私には全然当てはまらないな~」と感じました。
実は、本格的に株式投資を始めた当初は、PALCOMさんが書かれていたとおりの考え方で投資をしていました。ブログの副題に「企業価値に基づく投資」と付けたのも、そうした考え方が背景にあったからです。
ところが、その後いろいろと勉強していった結果、いつしか「企業価値を正確に計算できない」と考えるようになっていました。PALCOMさんの記事を読んで、あらためてその点を再認識させられたところです。

では、なぜ私が(インデックス投資ではなく)個別株投資をするのかをあらためて整理すると以下のとおりです。
①企業の決算書をきちんと読めば、企業の経営状態を把握することができる
②企業の収益と株価を比較すれば、割安な企業を見つけることができる
③経営状態のよい割安な企業を見つければ儲かる

インデックス投資は、株式市場という抽象的な存在に自分の資産の将来を預けてしまっているような気がして、性格的にそもそも好きにはなれません。シンプルなインデックス投資の方が経済学的に正しいことは間違いないのでしょうが、橘玲さんが書かれていたように「人間には正しくないことをする自由もある」と思いますから(原文を確認していないので、多少表現が違ったらすいません。)。

ところで、PALCOMさんの記事は、次のような文章で終わっています。

個別銘柄投資で成功するには、定性分析に成功しなければならないと思いますが、定性分析というのは、経営に近いものだといっても過言ではないのではないで しょうか?事実、日米ともに最高の投資家といわれている方には、経営者の経験があります。個別銘柄投資というのはリスクも高く、お金も必要で、しかも経営者的センスが不可欠だとすれば、独立して稼いだ方が早いのではないかというのが私の感想です。

独立して稼ぐかどうかはお金の稼ぎ方の問題で、個別株投資とインデックス投資のどちらを選ぶかは稼いだお金の投資方法の問題ですから、ロジックとしてはどうなのかなと思います。
(まあ、彼のブログは以前から読んでいるので、仰りたいことはよく分かりますが。)
[ 2008/12/05 20:25 ] 投資全般 投資哲学 | TB(0) | CM(7)






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