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「ジム・ロジャーズ世界を行く」

大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く大投資家ジム・ロジャーズ世界を行く
ジム ロジャーズ Jim Rogers 林 康史

日本経済新聞社 1995-10
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私は、本書を読んで、投資家ジム・ロジャーズにすっかり魅せられてしまいました。世界各国の政治・経済・歴史に対する深い理解と、その理解に裏打ちされた大局的なものの見方。投資対象も株式に限定されておらず、ある意味では、私の理想とする「投資家」像にいちばん近い人物かもしれません。
まあ、女友達の娘と恋仲になるというのはちょっと考えものですけど・・(^_^;)

本書は、基本的に旅行記の体裁を取っていて、
アイルランド発
→中央アジアと中国を横断して日本へ
→ロシアを横断してアイルランドへ
→アフリカ縦断
→オーストラリア横断
→南アメリカを縦断して米国に帰国
という旅程の順に時系列に綴られています。

そして、旅行中のハプニング、その国の政治・経済・歴史の解説、旅行中に行った自らの投資、そして自らの投資哲学などが散りばめられています。
ただ、日本のように、金融市場の話題が大半で旅行の話題にほとんど触れられていない国がある一方、ザイールのように、旅行中のハプニングの話題がほとんどを占めていて投資の話題が登場しない国もあるので、個人的には、最初から最後までじっくり読むよりは、「今回は旅行の話題だけを読む」などと最初にテーマを決めて何回かに分けて読んだ方が効率的かなと思います。
まあ、本の読み方なんて人それぞれの好みでしょうけど。

私は個人的に、結婚前はいわゆる「バックパッカー」的な旅行が好きで、現在は投資に最大の情熱を注いでいるので、非常に楽しめましたし、得るものもありました。冒険旅行に興味のある方、「投資家」になるために自分の貴重な時間の多くを割こうという意欲のある方には一読をお薦めします。
逆に、本書に金融理論は一切登場しないので、投資で重要なのはモダン・ポートフォリオ理論とアセット・アロケーションであり、余暇は(投資ではなく)趣味などに使いたいという方が本書を読んでも得るものはないと思います。
そういう方には、むしろ、次の本をお薦めします(過去の解説記事にリンク付き)。
「貧乏人のデイトレ 金持ちのインベストメント」
「株式投資の未来」

最後に、私が本書で感銘を受けた、ロジャーズの投資哲学が書かれた箇所を抜粋します。

「投資家たる者は、ついそこのお金までが動きそうになるのを見極めるまで何もしない方がいいのだ。ほとんどの投資家がおかす大きなミスのひとつは、常に何かしていなければと思っていること、つまり待機資金を投資しなければと思っていることだ、実際、多くの投資家にとって、1回の投資で大金を手にすることが最悪の事態を招くのだ。彼らは興奮して勝ち誇り、「さあ、次もこんなチャンスを狙ってやろう」と思うようになる。
 次の確実なチャンスが来るまで、お金を銀行に預金してじっと待つべきなのだ。それなにおすぐまた飛びついてしまう。何たる傲り! 投資のコツはいかにしてお金を失わないかということにあるのだ。これが最も大事なことだ。もし年9%の割合で資金を増やすことができれば、ある年は上々の出来だったが次は散々というような浮き沈みの激しい投資家達よりも、よい成果を上げられるのだ。損失が命取りになる。損を出せば複利での利殖率は落ちる。そして複利こそが投資の力なのだ。」(P297)

「もし1000人の人に金持ちになりたいかどうかを尋ねたならば、詩人と神秘家を1人ずつ除けば、皆がなりたいと答えるだろう。金持ちになるために何が必要かを説明したならば、そのうちおそらく600人は「問題ない、私にはできる」というだろう。しかしいざ、彼らが人生における他のこと全て-配偶者や子供、社会生活、場合によっては精神生活、それにおそらくはあらゆる娯楽を手にすること-を、目標達成のためには犠牲にしなければならないとなれば、ほとんど全ての人が脱落するだろう。そして1000人のうちおよそ数人が困難な道を歩み続けることができるのだろう。
 私たちのほとんどは、目標を成就するために他の全てのことを諦めて、5年、10年、20年とただ一つの目的に向かって集中するという訓練がなされていない。しかしこのことこそが、オリンピックの金メダリスト、国際的な外科医、キエフのバレリーナになるために必要な条件なのである。
もちろん、そのようにしたところで、全てが徒労に終わる可能性もある。全ての仕事を帳消しにするような、一つの過ちを犯すかもしれない。(中略)「人生においては、何をすることもできるが、全てのことをすることはできない」という古くからの金言はまことに正しいのである。これはベーコンが「妻子は富の敵である」と言ったときに想起していたことである。もしあなたがそれらを優先するならば、1マイルを3分半で走ることも、1000万ドルをまず儲けることも、偉大な米国の小説を書くことも、バイクで世界中を回ることも、たぶんできないだろう。そのような目標を達成するためには己の全てを注ぎ込む覚悟が必要なのだ。」(P130-131)


彼は、本書の最後を次のように結んでいます。
「もし夢があるなら実行すべきだということだ。夢を現実のものとしなければならない。チャンスは再び巡っては来ないのだから。」(P417)
本当にそのとおりですね。本書を読んで、私が目指す「投資家」になるための道のりが前よりはっきり見えてきました。目標は遠いし、道のりは険しそうですが、もっともっと努力する必要がありますね。

(参考)
「初心者のネット株取引入門」に、ロジャーズについての詳しい説明があります。
[ 2006/12/28 13:57 ] 読書感想文 | TB(0) | CM(2)

『冒険投資家 ジム・ロジャーズの世界大発見』

TBありがとうございます。
まだ続編(?)の『冒険投資家 ジム・ロジャーズの世界大発見』も残ってますからこれも是非読んでみてください!最近文庫版も発売されてます。
(ってもうすでに読み始めておられるかもしれませんが)
[ 2006/12/28 15:38 ] [ 編集 ]

>Itoさん

「世界大冒険」はただいま注文中です(^_^)v
届くのは年明けかなあ・・
[ 2006/12/28 23:52 ] [ 編集 ]

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