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投資とvalueに対する基本的理解

「バリュー投資家に対する5つの基本的な「そもそも」質問 」のそもそもの質問者である免努苦齋さんのサイト等をみて、回答内容を修正しました。

実際、免努苦齋さんの趣旨が斟酌できていないかな~と思って回答内容を改訂したんですが、サイト等を一通り拝見した現在でも、正直、私のアタマでは質問者の趣旨を斟酌できたかどうか疑問です(笑)

とはいえ、せっかく書きかけたので、この際質問の趣旨は無視して、私の思うように回答することにしました(笑)

前回と今回の回答の違いは、
・前回の回答は私の株式投資哲学を説明したもの
・今回の回答は「そもそも投資とは何か」を論じたもの
と御理解ください。

長文だし、抽象的過ぎるとも思うので、興味のある方だけ読んでくださいね。

【value投資家に対する5つの基本的な「そもそも」質問】


1 そもそも、value=価値とは何ですか?

valueとは、「人間が対価を支払って手に入れるもの」あるいは「人間がものを手に入れるために支払う対価」です。
突き詰めれば「おカネ」です(分かりにくい?)。
貨幣はvalueを計量する単位であり、valueの取引を媒介するものです。

2 そもそも、value=価値という実体は存在するものと考えますか。存在するというのであれば、そう考える根拠は?

「おカネ」に実体があるかというのと同じ質問ですね。
私は実体があると思います。

3 そもそも、value=価値が計量できると考えるその根拠は?

valueが存在するかどうかと、それを計量できるかどうかは別の問題です。
例えば、素人にピカソの絵の値段は分かりませんが、だからといってピカソの絵が無価値ということにはなりません。

また、valueは、対象資産のどこに着目するかで変わります。例えば、マリナーズのイチロー選手は、野手としては数億円の価値がありますが、投手としては無価値です。

株式のvalueは、
・金融商品としての株式の需給状況等
・企業の保有する貨幣と交換可能な資産等
・value創造装置としての企業の収益性等
のいずれに着目するかによって推定の方法は変わります。
推定方法が違う以上、当然、推定されるvalueも違います。

4 そもそも、株価は、短期的にであれ長期的にであれ、最終的にvalue=価値に「収束する」と考えるその根拠は?

逆説的ですが、投資家が「いずれその価格になる」と推定するのがvalueです。
バフェット流の投資手法を採る私が、株価がいずれ企業価値に収斂すると考える根拠は先日の回答のとおりです。
ただ、投資家によって推定するvalueが違う以上、株価がvalueに「収束する」という法則が存在するわけではありません。

5 そもそも、上記のような議論は、実際のvalue投資という行為に対して、どの程度の意味がある(value)と考えますか?

投資は、究極的には、投下したvalueよりも大きなvalueを得ることを目的とした取引なので、投資家は、資本を投下する段階で、対象資産のvalueを推定していることになります。
そのような視点に立てば、そもそも「value投資」という用語は不適切ということになります。あるいは、投資家の数だけ「value投資」が存在するといえるかもしれません。


(参考)
○田×男さんの記事で、「そもそも」質問に対する回答が一覧できます。
「そもそもの回答例集」
[ 2006/11/28 16:42 ] 投資全般 投資哲学 | TB(0) | CM(8)

価値について考える価値

この質問って”ヴァリュー投資”に的を絞らず、”価値”についてどう考えるか考える方が面白いですね。

”価値”について考えた場合のそれぞれの回答者の回答はいろんな個性がでそうな気がします。空色さんの、
> 例えば、素人にピカソの絵の値段は分かりませんが、だからといってピカソの絵が無価値ということにはなりません。
という回答には思わず心の中で「う~む」と唸ってしてしまいました。

質問者の意図を離れて、いろいろな解釈でこの質問の回答が出てくるとかなり楽しそうです。或いはそれが質問者のこの質問の意図の一部なのかもしれませんが・・・。
[ 2006/11/28 19:59 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

この質問を機にアタマを整理できたのは良かったです。考えてみれば、同一の企業について各投資家が推定する企業価値が違うなのに、「株価は長期的に企業価値に収斂する」なんてオカシな話です。収斂するはずの企業価値がたくさんあるわけですから(笑)
結局、投資はvalueを推定してお金を賭けるゲームであり、投資手法に優劣なんてありません(向き不向きはあると思いますが)。グレアムやバフェットの投資手法も使いこなせなければ意味がないわけで、その辺の認識がないまま「デイトレはギャンブルでバリュー投資は科学」なんて信じている自称「賢明な投資家」の方がよっぽど危なっかしいと思います。
[ 2006/11/29 11:58 ] [ 編集 ]

考えれば考えるほど

頭がこんがらがりますよね。


僕が免努苦齋さんサイトをご紹介したのは、あのサイトが抜群に素晴らしいからというだけでなく、この問いの第1点は、まず問い自体を理解できるかどうか、あるいはどう理解するかにあると思ったからです。
「価値」「実体」「存在」「計量」「収束」・・・。
正直なところ、僕には理解できないことも多々あるのですが、あのサイトを見れば少なくとも免努苦齋さんが言葉を考え抜いて使っているということだけは分かります。

あんまり、勝手な解釈を書いていると免努苦齋さんに怒られそうなので、この辺りで。

水色さんのブログ、面白いので、また遊びにきますね。
[ 2006/11/30 00:51 ] [ 編集 ]

空色さん、こんにちは。

お誘いがあったので、寄らせて頂きました。

 えーと、あの問いの意図としてはですね、ソクラテス言うのいわゆる「無知の知」の問題がある訳です。簡単に言ってしまえば、「皆ヴァリュー投資について知っていると思っているけれど、本当にそう言い切れるんですかね?では、根本的な質問に答えて頂きましょうか。私は、知ってはいないけれど、少なくとも知ってはいないという事は知っている」という事です(笑)。

 で、まあ、あの問いの嫌らしい所は、まともに答えようとすると認識論的な問題が絡んでくる事で、そういった思考方法に慣れていないと、なかなか答えられないという事があると思います。興味があるのであれば、そういった方面の本を読まれる事をお勧めします。いわゆる哲学関係の本ということです。最初は『ソクラテスの弁明』なんかは、良いと思いますよ。

では。
[ 2006/11/30 03:56 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

>○田×男さん
>免努苦齋さん

最初に質問に答えた後、免努苦齋さんのサイト等を拝見して、「value投資って何だ?」「valueって何だ?」という問題意識をお持ちだったのは理解できました。

でも、私は、「valueの本質的意味とvalue投資でいうvalueは意味が違うんだから、問1~問5それぞれでvalueを定義してくれないと答えられないじゃん」と思い、問1のvalueを前提に回答してみたわけです。言ってしまえば匙を投げたワケ(笑)

解説いただいた質問の意図に沿って答えるなら、valueの意味は知っている、value投資が投資家の数だけ存在する(投資家の数だけvalueが存在する)ことは知っている、という回答になるでしょうか。
賢明な人であれば、ソクラテスを引合いに出されて「知っている」とは答えないんでしょうけど(笑)

>○田×男さん

「水色」じゃなくて「空色」です(^^;)
水の色は空の色はので、色的には間違いじゃありませんけど(^^)
また遊びに来てくださいね!

>免努苦齋さん

ピーター・リンチは投資をする上で哲学が役に立ったと言っているので、私も勉強しなきゃな~とは思っています。御紹介の本はいずれ読んでみますね。その前に、数年来本棚に飾られたままとなっている「ソフィーの世界」を読まなくちゃ(笑)

そうそう、私はグレアムよりフィッシャーな人間ですが、バフェットは現在でもグレアム85%、フィッシャー15%と考えていると思います。そう考える理由はそのうちブログに書きます。

また、山口揚平氏の著書に対する指摘はそのとおりと思います。バフェットに関する記述は私も「違うな~」と思っていました。言葉の使い方についてはあまり気にしていません。仕事柄、言葉の使い方を言い出すと句点の打ち方まで気になるので(笑)
[ 2006/11/30 09:55 ] [ 編集 ]

失礼しました!

空色さん。失礼しました。
水と空では、水と油ほどの差があります。

では、また。
[ 2006/11/30 13:46 ] [ 編集 ]

おおっ!


>でも、私は、「valueの本質的意味とvalue投資でいうvalueは意味が違うんだから

 そうですね、逆に言うと何で「value」という言葉を使うのかというのか、という疑問がまず浮かんできませんか。

 Pletsさん以外は、ほにゃららの「対価」、ほにゃららの「費用」という答えでしたが、これはようするに「価格」を言い換えた言葉だと思います。ずばりほにゃららの「価格」という人も居ましたが、だったら「value」投資と言わないで、「適正価格」投資と言えばいいんじゃあないでしょうか。

 勿論「value」投資という言葉を使うのは、海外のバフェットやグレアムや著名な投資家が使っているからそう言う訳で、彼らが「value」投資という意味合いをよく考えて見る必要があると私は思ってます。で、簡単に言うと「value」という言葉を使った時点ですでにプラトニズムの立場に立っている訳です。ここで、プラトニズムというのは「実体論」の考え方のことで、それは表面的な外層の奥に真実の実体があるといった考え方です。ここの場合でいうと「価格」という表層の奥に「価値」という実体があるという訳です。つまり、「valueの本質的意味とvalue投資でいうvalueは意味が」同じだと彼らは考えている訳です。ややこしいですね。

 問の1と2はここの所を確認した意図があった訳ですが、結局この意図を見抜いたのはPletsさんだけで、Pletsさんは明快に私は「実体論」に立たないと表明した訳です。ですから問の1で「価格」或いはそれに類する答えをした人は、問の2で皆トートロジーに陥っていますね。だって、「価格」とか「費用」とか「対価」は「存在」する訳ですから。まあ、この場合の「存在する」というのもこれまた問題があるんですが(笑)。

 結局、そういった「費用」とか「対価」とか「適正価格」が何で「価値」なのかということなんですが(笑)。



>そうそう、私はグレアムよりフィッシャーな人間ですが、バフェットは現在でもグレアム85%、フィッシャー15%と考えていると思います。そう考える理由はそのうちブログに書きます。

>また、山口揚平氏の著書に対する指摘はそのとおりと思います。バフェットに関する記述は私も「違うな~」と思っていました。言葉の使い方についてはあまり気にしていません。仕事柄、言葉の使い方を言い出すと句点の打ち方まで気になるので(笑)

 あの文章を読んで頂いたのですね。これは期待出来そうですね。まあ、私は影響を数値化した表現はあそこで書いたようにあまり意味はないと思ってますけど、それより何より大体フィッシャー=長島茂雄の言っている事が良く分からない(笑)。分からないということは分かってますけどね(笑)。

ではでは。

[ 2006/11/30 16:52 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

>○田×男さん
 どうぞお気になさらず。

>免努苦齋さん
 コメントは別記事「valueと価格」で書きました。
 私にはあれが限界です。
 「実体論」と「名目論」の議論は分からないので触れていません(笑)
[ 2006/12/01 00:05 ] [ 編集 ]

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