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成長する資産・しない資産

水瀬さんのブログでのコメントの補足を兼ねて、各資産クラスに対する私の考え方を書いてみます。

私は、資産自体が成長するかどうかで、投資スタイルが変わると考えています。

コモディティや通貨、債券はそれ自体成長しないので、投資家が資産を増やすには、トレードによる売却益の再投資を繰り返す必要があります。
(債券の利子をどう考えるかは次回。)

これに対して、株式は、資産自体が成長するという特徴があるので、投資家は、前記に加え、成長性の高い資産を選択して長期で保有することで資産を成長させることができます。
ところで、株式の場合、将来の成長は企業価値に織り込まれているので、成長によって企業価値は向上しないという考え方もできます。
しかし、実際問題として、企業の将来の成長率は債券の利子ほど確実ではありませんから、投資時点で想定していた(市場価格に織り込まれていた)以上に成長する可能性があります。
言い換えると、株式の「成長」とは、(市場価格に織り込まれた)投資家の事前の予想よりも大きく成長したときの予想値の差と言えます。
こうしてみると、成長株投資とは、成長率の高い株式への投資でリターンを狙うことではなく、市場の評価する成長率と実際の成長率のギャップを見抜いてリターンを得ることを狙う投資方法と言えます。

また、不動産は、それ自体では成長しないものの、投資家が手を加えることで成長させることができるという特徴があります。
株式との違いは、株式は経営者が利益を再投資して企業を成長させてくれるので手が掛からないのに対し、不動産は、放っておいても成長はしないものの、更地に建物を建てたり、季節の建物を増改築したりと、投資家が手を加えることによって成長させることができるということです。
個人的には、株式投資と不動産投資の違いは、投資家がどれだけ自分の資産をコントロールできるかどうかだと思っています。
もっとも、経営を左右できるほどの株式を保有すれば企業をコントロールできるので、資力の乏しい投資家にとっては不動産の方が資産をコントロールしやすいという程度かもしれません。

最後に、水瀬さんのブログのコメントでは、株式や不動産はまったくの無価値になるリスクがあると書きましたが、水瀬さん御指摘のとおり、不動産が無価値になるリスクはかなり低いと思います。
ですので、「株式や不動産は市場環境と無関係にその価値が毀損するリスクがある」に訂正します。
[ 2006/11/15 21:29 ] 投資全般 投資哲学 | TB(0) | CM(5)

空色さん、こんばんは~
「成長株投資とは、成長率の高い株式への投資でリターンを狙うことではなく、市場の評価する成長率と実際の成長率のギャップを見抜いてリターンを得ることを狙う投資方法」
ここの部分・・・なるほどって思いました。なので、皆が成長を期待しているような超人気銘柄は、思ったほど上がらないんですね。納得しました。

[ 2006/11/15 22:52 ] [ 編集 ]

トラックバック、ありがとうございました。
資産クラスの捉え方にはいろいろな考え方があるのですね。
勉強になります。

ところで、「成長株投資とは、成長率の高い株式への投資でリターンを狙うことではなく、市場の評価する成長率と実際の成長率のギャップを見抜いてリターンを得ることを狙う投資方法」という点についてですが、「株式投資の未来」(ジェレミー・シーゲル著)にも、「株式の長期的なリターンは増益率そのものではなく、実際の増益率と投資家の期待との格差で決まる」とあり、その点は僕も概ね賛成です。

問題は、それが分かっていても、今、自分が狙った銘柄の「増益率と投資家の期待との格差」が、将来、必ずしも是正されない場合があることだと思っています。

「永遠の低PER銘柄」を保有し続けて、インデックスのパフォーマンスを下回る人のなんと多いことか……って昔の自分の姿なんですけどね(^^ゞ
[ 2006/11/16 00:00 ] [ 編集 ]

>manuwさん
超人気銘柄は成長を見越した株価になっているのが常ですから。超人気銘柄への投資を検討するときは、「この銘柄が安定期に入ってPERが落ち着いたとき(20~25倍)、いまの株価を維持するにはどれくらいの収益が必要か」と考えてみることをお薦めします。

>水瀬さん
>>今、自分が狙った銘柄の「増益率と投資家の期待との格差」が、将来、必ずしも是正されない場合がある

私も以前は同じ懸念を抱いていましたが、EPSとBPSを重視するようになってそうした懸念は払拭されました。
EPSやBPSが順調に成長しているのに株価が横ばいであるとしたら、分母が成長した分だけPERやPBRが低く(割安に)なっていることになります。こう考えると、いずれ株価が上がることが確信できませんか?
[ 2006/11/17 01:06 ] [ 編集 ]

空色さんへ

低PER戦略については、バリュー株という「クラス全体」について見れば、有効と思われる研究成果が出ています。
でも、「個別銘柄」について見てみえると、EPSと組み合わせても理論どおり株価が動くかどうかは……個人的にはちょっと確信が持てません。
単に僕に根性がないだけかもしれませんね(^^ゞ

米国には「バリューインデックスファンド」なるものがありますが、これは有効なのではないかと考えています。
日本にも早く出てきてほしいです。
[ 2006/11/17 07:49 ] [ 編集 ]

>水瀬さん

バリューインデックスファンド、知っています。誰かのブログで見掛けただけですけど(笑) 日本はまだまだインデックス商品が少ないので、もっと増えてほしいですよね。

水瀬さんのコメントの前半部分については、私も同じように考えた時期があったので、そのうち記事にしてみたいと思います。
いまは19日(日)の簿記2級試験に向けて最後の追込み中です・・
[ 2006/11/17 22:47 ] [ 編集 ]

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