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私がさわかみファンドをやめたワケ

先日の記事「さよなら、さわかみファンド」で、妻の反対でわがさわかみファンドに投資しないことが決まったという話をしました。
実際のところ、妻は、私が薦めるならさわかみファンドでもいいよと言ってくれたのですが、私自身、さわかみファンドに投資することに疑問が沸いてきてしまい、当面は投資を控えることにしました。

私が抱いた疑問は、次の2つです。
1 さわかみファンドは澤上篤人氏の投資哲学どおりに運用されているのか。
2.さわかみファンドはインデックス投信より有利なのか。

疑問1は、さわかみファンド自体に対する問題意識であり、疑問2は、さわかみファンドに限らずアクティブ投信に共通する問題意識です。私の問題意識はどんなものか、順を追って説明したいと想います。

疑問1 さわかみファンドは澤上篤人氏の投資哲学どおりに運用されているのか。
私の理解では、澤上氏の投資哲学は成長株のバイ・アンド・ホールドと理解しています。言ってみればバフェットの投資哲学に共通するところがあります。ところが、実際のポートフォリオは、「この企業に長期成長が期待できるの?」という銘柄が少なくありません。端的に言えば、わさかみファンドの実際の運用は、グレアム流の単なる割安株投資ではないかというのが率直な印象です。

もちろん、バフェットは裁定取引やジャンク債投資もしていますし、グレアム流の割安株投資も効果的な投資方法であることは立証されているので、さわかみファンドの投資方法自体に問題があるとは思っていません。
ただ、それなら正直にそう説明すればいいんじゃないか、というのが私の問題意識です。澤上氏の投資哲学に共感してさわかみファンドに投資している方も多いと思いますし、言っていることとやっていることに「ブレ」があるとしたらいただけません(澤上氏の投資哲学に対する理解が足りないだけかもしれませんが)。

この「ブレ」が当初から存在するのか、ファンドの資産規模の拡大によって生じてきたものなのかは分かりませんが、アクティブ投信の仕組みそのものや、さわかみファンドの資産規模を考えると、さわかみファンドが澤上氏の投資哲学に忠実でありつつ市場平均を超えるリターンを維持していくのは難しいんじゃないか、というのが最初の問題意識です。


疑問2 さわかみファンドはインデックス投信より有利なのか.。

主観的な評価を抜きにすると、さわかみファンドへの投資が合理的選択となるのは、さわかみファンドが将来にわたって(1)インデックス投信と(2)他のアクティブ投信の双方を上回るリターンを上げることが確実な場合です。

しかし。賢明な投資家であれば、ほとんどのアクティブ投信はインデックス投信に勝てないことを知っているはず。だから、もしさわかみファンドに投資するとしたら、(1)の難問をクリアしなくてはなりません。

まず第一に考えられる理屈は、さわかみファンドは投資コストが安いという点です。しかし、さわかみファンドは「アクティブ投信としては」投資コストが低いというだけです。例えばTOPIXのインデックス投信であるTSPの信託報酬は0.528%と、投資コストはさわかみファンドの1/2です。

次に考えられる理屈は、これまでのリターンがインデックスを大きく上回っているということです。実際、モーニングスターのサイトで調べたところ、さわかみファンドの過去5年間の年率リターンは約12.5%で、TOPIXの約8%を4%以上上回っています。

しかし、モーニングスターのサイトによると、同期間の年率リターンが最も高い日本株ファンドは「インベスコ ジャパン・エンタープライズ」の年率33.5%ですし、さわかみファンドと同じ「国内中型ブレンド」のカテゴリでは「ストラテジック・バリュー・オープン『愛称:真価論』」が年率16.0%というリターンを記録しています。
もし、過去のリターンが考慮要素となるなら、この2つのアクティブ投信ではなくさわかみファンドを選ぶ理由は何なのでしょうか。

最後に考えられる理屈は、澤上氏の投資哲学が素晴らしいということですが、さわかみファンドの実際の運用は澤上氏の投資哲学と「ブレ」があるのではないかというのは疑問1で述べたとおりです。

結局、私は上記の2つの疑問が解消できず、さわかみファンドが他のアクティブ投信と違うという合理的理由を見いだせなかったため、さわかみファンドへの投資をやめたワケです。
上記の2つの疑問、他の方はどのように整理しているのでしょうか。
いろいろな意見があると思いますが、コメントをいただけると嬉しいです。



[ 2006/10/05 01:12 ] 投資全般 ファンド | TB(2) | CM(20)

ご無沙汰ですm(__)m

実は私もさわかみに口座はもっているけど入金してないのです^^;そのわけはというと。

①それまで担当していたファンドマネージャー(FM)が部署変えになって,ご子息がFMになったこと
②総資産額が増えすぎた(気がする)ために澤上氏の理想通りの運用ができないのではないか?という懸念
③②にも関連しますが,乗り遅れたのではないか?という気がする。

というわけでさわかみへの投資を開始していません。
アクティブファンドに関しては博打だと割り切って投資すればいいと思います。確立で言えば市場を上回るか下回るかは五分五分なんですから^^

[ 2006/10/05 09:21 ] [ 編集 ]

トラックバックありがとうございます。
私の場合、ブログの前書きにも書いていますが、「経済合理性よりも好みが優先することがある」からです。でもこれを言うとそこで話が終わってしまうので、少し理由を書いてみたいと思います。ちょっと長くなりそうなのですが、お付き合いくださいませ。

そもそも、どうして日本株に投資するのか? という質問に対して、TOPIXの過去10年や15年のパフォーマンスをみると、経済合理性だけではうまく説明できず、答えられないと思っています。
同じ期間に米国株に投資していた場合と比較して、今後米国株が低迷したとしても、挽回するのはかなり難しいと思います。結果論ですけど、日本国内だけで考えても、たぶん郵貯の定期の方がマシだったわけです。
いくら長期投資だからといっても、10~15年の低迷期間はかなり長いです。

このように、インデックスかアクティブかという話よりも、そのセクターの株に投資することが良いのか? という投資対象資産クラスの選定の方が、前提として重要かなと思っています。

個人的にはこのような考えをベースにしています。

(続きます)(^^;
[ 2006/10/05 12:33 ] [ 編集 ]

それで、さわかみ投信ですけど、

(1)2000年以降の軟調な相場環境などを考慮して、設定以来パフォーマンスでTOPIXを大幅に上回る実績がある。
(2)昨年末のような相場の天井近辺ではキャッシュのまま大量に保持し、今年の春から夏の低迷期に仕込んでフルインベスト状態にしたバリュー志向の相場観。

これぐらいで、個人的には十分です。他人にお金を預けて託す場合に、自分の思い通りになることをそこまで求めていません。

さわかみファンドって、日本の製造業応援ファンドみたいですよね。私はこれでもいいと思っています。銘柄数も多いですし、製造業インデックスファンドに近いものになっているような感じがします。
日本のアドバンテージは何かというと、原点に戻って考えるとものづくりになるのかなと思いますので。

あと付け加えるなら、
(3)ファンドの資産規模と資金の集まり方が今後の運営には良い方向にいっているように感じられる。
ぐらいですかね。

最近、個人でバリュー投資を大きな声で言う人が激減していますが、これは逆張り志向でバリュー投資をすると軟調な相場で資金が枯渇するからだと思います。
さわかみファンドの場合、株価が下がったら追加資金が集まってきますので、際限なく買い下がることも可能になります。このことはファンドのスタイルと投資家の志向が合っていますし、有利な点だと思います。

中長期的にみて、安値で買い集めることができれば、去年のような急騰ではなく、じわっと株価が上がってくると、良いパフォーマンスが得られるのではないかと思っています。

などと、つらつら書いてはみましたが、私が2010年以降もさわかみファンドに投資しているかどうかは現時点でわかりませんので、さわかみ信者ではありません。

長文失礼しました。
[ 2006/10/05 12:56 ] [ 編集 ]

ボクはしばらくさわかみファンド買い続けます。(たぶん)

空色さんの疑問をボク自身どのように整理しているか、コメントさせていただきます。

(疑問1)について。完全に100%とまではいかないかもしれませんが、さわかみファンドには澤上社長の投資哲学が反映されているように思います。澤上社長の投資哲学は、空色さんが言われるような「成長株のBuy&Hold」とは少し違うように感じています。成長性もさることながら、投資対象の企業としての志を重視されているように感じます。(これはフィナンシャルジャパンでの企業訪問なんかを読むと分かります。)そうした企業が安値になった時に買い込み、株価が過熱気味に感じられたら一部利食う、というのが投資スタイルだと理解しています。ここまで銘柄が分散してしまっているのは、リスクを抑えるのと同時に流動性(投資家の換金性)への配慮でしょう。初めてセミナーに参加したとき、この点を強調されていたのは印象的でした。

(疑問2)について。ご存知のこととは思いますが、まず第一にさわかみファンドはTOPIXをベンチマークにしているわけではない、ということを考慮しています。あ、これは屁理屈ですね。さて、実際にTOPIXに優る実績が今後も得られるかは、分かりません。勝つかもしれませんし、負けるかもしれません。確実にインデックス並みのリターンを得たいということであれば、インデックス投資100%でなるだけコストを抑えるのが最も合理的だと思います。ただインデックスがマイナスになることだってあるわけですから、いくらかアクティブ運用を混ぜることは一案だと思います。
[ 2006/10/05 18:16 ] [ 編集 ]

みなさま、コメントありがとうございます。

>にじ@Rayさん
(1)は、どうして「息子」なのかが気になります。いろんな候補者の中から最適な人材を選んだらたまたま息子だった、ということならいいんですけどね。
(2)と(3)はまったく同感です。

アクティブ投信一般を考えると、インデックス投信に勝つか負けるかは五分五分よりも分が悪い気がします・・


>Gabbianoさん
長文だなんてとんでもない。Gabbianoさんの考え方が詳述されていて非常に分かりやすいです。

Gabbianoさんの仰るように、私もさわかみファンドは日本の製造業を応援するバリュー投資ファンドだと思っています。
私としては、澤上氏は業種にとらわれず企業の将来性や経営方針等を評価して投資することを推奨していて、さわかみファンドもそのように運営されていると考えていたんですが、実際はそうでもないんですよね。
結局、澤上氏個人の投資哲学と実際のファンド運用の「ブレ」を問題視するのか、ある程度は別であって当然と考えるかで評価が変わってくるのかなと思いました。

投資家が長期投資の重要性を理解していて、株安時にキャッシュが流入してくるとしたらそれはすごいメリットですね。一般的なアクティブ投信では株安時にキャッシュが流出しがちですから・・

>>他人にお金を預けて託す場合に、自分の思い通りになることをそこまで求めていません。
というコメントを見て、私は結局、自分のお金を他人に託すこと自体に抵抗があるのかなと思いました。


>rennyさん

>>成長性もさることながら、投資対象の企業としての志を重視されているように感じます。

すいません、私の言いたかったのもそういうことです。言葉足らずですね・・(謝) さわかみファンドのPFをみると、「この企業に『志』があるのか」という企業が少なくないと思うのです。

換金に際してその銘柄の持ち分を全部売却する必要はありませんから、分散投資の理由が投資家のための換金性の確保というのはやや疑問です。持ち分が大きくなると、いざというとき投げ売りができないので、そっちの意味での「流動性」の確保ではないでしょうか(って、rennyさんを詰めても仕方ないのですが)。
前記のような「志」の見受けられない企業に投資せざるを得ないのもそのためだと思います。

とはいえ、昨年末の株高で投資を控えてキャッシュを温存し、今年前半の株安の際に大量買いしたのは「さすが!」と思いました。さわかみファンドがバリュー投信として優秀であることにはまったく異論はありません。

ただ、ここまで分散投資してしまうと、個々の銘柄の投資収益がファンド全体のリターンに与える影響は微々たるものになってしまうので、結局市場全体の値動きに左右されてしまう(投資市場の市場平均に収斂する)ような気がしてなりません。これは別にさわかみファンド特有の問題ではなく、アクティブ投信全体に言えることだと思いますが・・
[ 2006/10/06 01:05 ] [ 編集 ]

説明不足ですみません。

>>持ち分が大きくなると、いざというとき投げ売りができないので、そっちの意味での「流動性」の確保ではないでしょうか(って、rennyさんを詰めても仕方ないのですが)。

ボクが言いたかったのは、まさしくこの点です。説明不足でした。「いざ」と言うときに換金できるということを銘柄選択で重要視する(一定の出来高がある銘柄であることが必須)、ということでした。とすると、ある程度広く分散させることは理に適っているようにも感じました。
[ 2006/10/06 06:49 ] [ 編集 ]

頭の整理ができてきました。

>rennyさん

もしかしたら、私の読み方が悪かったのかもしれません。
お陰で頭の整理ができました。
(詳しくは以下を御覧ください)

>みなさま
みなさまのコメントを拝見して、自分自身が
(1)ファンドマネージャーにお金を「託す」ことに抵抗があり、
(2)アクティブ投信の仕組みに限界を感じている、
ことを自覚することができました。

貴重な御意見ありがとうございました。
[ 2006/10/07 23:06 ] [ 編集 ]

資金流入

相当昔のものにコメントをして申し訳ございません。
私が一番ポイントだと思うのは、
比較的安定した資金流入があることだと考えています。

私の個人的見解かもしれませんが、
結構、この考え方って長期的に投信を保有するに当たって、
非常に重要な視点じゃないかなと思うのですが。。。
[ 2007/01/22 00:27 ] [ 編集 ]

>tokmin05さん

>相当昔のものにコメントをして申し訳ございません。

いえいえ、昔の記事まで目を通していただいてありがとうございます。

>私が一番ポイントだと思うのは、比較的安定した資金流入があること

そうですね。さわかみファンドの場合、澤上氏の運用方針をそれなりに理解された方が多いでしょうから、一時的な値下がり時に解約請求が殺到し、キャッシュ確保のために保有株を安値で売りさばくなどという事態はちょっと考えにくいですよね。
逆に、値下がり時には追加資金がどーんと集まりそうです。これはファンドマネジャーにとっても、投資家にとっても大きなメリットだと思います。
[ 2007/01/22 20:18 ] [ 編集 ]

ある意味、宗教のようなもの!?

早速のお返事ありがとうございます。

下落局面で、持ち株を売ることなくキャッシュを増やすことができれば、
どれだけ強いかということは、投資を行っていて感じます。

皆が長期的なパフォーマンスは期待できるものだと信じ、
下落時に資金を追加流入させれば、
その行為が長期的にパフォーマンスを上げるように思えます。
ある意味、澤上氏の運用哲学を教祖とする宗教なのかなと。

さわかみファンドの真価は数年間の平均パフォーマンスではなく、
バブル崩壊後のような下落相場のときに試されるのだと思います。

[ 2007/01/22 20:56 ] [ 編集 ]

私にも追加コメントさせてください。

> バブル崩壊後のような下落相場のときに試されるのだと思います。

私はさわかみファンドに継続投資しながら、
02年頃に日本株がどこまで下がるかわからない下落の連続から03年に底をうって少し復活するまでを実体験しましたから、日本株のファンドとしては一目を置く存在です。
たしか、下落の度合いはTOPIXよりも小さかったような記憶があります。
そして、下がればそれだけスポット買いの資金が入ってくるのですよね。
そういう投資家が多いので、ある程度は資金を置いていても悪くは無いかなと今でも思っていますし、まだ積み立ても継続しています。(手続きの変更が面倒というのは確かにありますけど)
パフォーマンス的には、自分にとってのベンチマークの一つになっているような感じで、無意識のうちに意識しているようです。

なお、私はある程度は上がったときに換金しています。
今の残高の大部分は値上がり益分かもしれません。
澤上さんに怒られるような投資家ですね。(^^;
[ 2007/01/23 00:03 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

>tokmin05さん
下落局面を辛抱強く待てるかどうかで、投資パフォーマンスは大きく左右されますよね。

>gabbianoさん
私はそのころ、フィデリティの日本成長株ファンドに投資していました。
当時は評価額が投資額の半分くらいまで値下がりしていような記憶が・・
[ 2007/01/23 19:54 ] [ 編集 ]

ところで、なんで私はさわかみファンドを買っているのだろうか

さわかみファンドはその性格、生い立ち、もろもろが異質です。
そこが魅力で私はまだ持っているのかもしれません。
人間の魅力かしら。パフォーマンスは別として。
「ギブギブギブ、最後はギブン」だったかな。この言葉に
びっくりして購入を決めたような気がします。
宗教か?
[ 2007/03/14 22:35 ] [ 編集 ]

>田島ハルさん

私も澤上さんには魅力を感じます。
でも、昔投資していたアクティブ投信のほとんどは結局インデックスに勝てなかったので、「どうせ投信を買うなら、インデックスに勝つことを祈るアクティブ投信より、低コストで確実にインデックスと同程度のパフォーマンスが期待できるインデックス投信の方が手堅いかな」と思うようになったんです。
まあ私の場合、「どうせなら自分で直接銘柄を選択しちゃえ」という側面の方が強いんですけどね。
[ 2007/03/16 23:46 ] [ 編集 ]

部外者の勝手な解釈

こちらでははじめまして。アルビレオです。

>投資哲学どおりに運用されているのか
各人の受け取り方や解釈の問題になるので強く主張するわけではないですが、私はそれほど「ぶれ」があると感じてないんですよ。
個人的な解釈ではさわかみの運用方針はトップダウン型のアプローチで、「成長性」を見るのは主に市場や業種といった大きな枠組みの中での話、銘柄選択の優先度は比較的低いのではないかと。
製造業偏重、銀行株一切なしという業種の偏りからもそれが感じられます。
バフェットは基本的に個別企業の評価を重視するボトムアップ型なので、さわかみ運用がバフェット流だと思ったことはありません。

「うねり買い」がトップで「個別銘柄のリサーチ」は最後の項
http://www.sawakami.co.jp/html/sawakami-unyo.html

>インデックス投信より有利なのか
正直、わかんないです。
ただ、さわかみが他のファンドと大きく違う(ちょっと真似できない)差別化要因は主に「うねり買い」にあり、これがうまくいけば長期的にはインデックスを上回る可能性がそこそこにあると思っています。

>結局市場全体の値動きに左右されてしまう
「長期運用」を掲げていることもあって、値動きや銘柄選択はあまり気にしていないんじゃないかと。
上げ下げは市場に連動しながら「うねり買い」で少しずつゆっくりと市場平均よりも上ぶれをしていくようなイメージで捉える方がいいでしょう。(思惑通りにうまく行くかはわかりませんが)
こういう運用スタイルだと数年単位のスパンでは正しく評価できません。逆に言えば運用方針が正解かどうかわかるまでに時間がかかりすぎることが難点なんですけどね。

○余談
2年くらい前のさわかみレポートで「相場が下げているのに入金が増えた。みんな『安いときに集中して買う』という運用方針を理解してくれていることを感じる」とわざわざ書いていました。
こういう「アナウンス効果」はけっこう無視できないものがあるんじゃないかと思います。
購入者が運用方針に沿った行動をしてくれるという忠誠心の高さは、効率のよい運用の手助けになるはずだと。
あと、成果が現れるまで時間がかかるという点でも忠誠心の高い顧客でなければ難しく、それが他のファンドでは真似しにくい要因になっています。

私は澤上氏の考え方をそれほど持ち上げる気もないし(でもまともな方だと思う)、ファンドの運用方針にもまったく疑問がないとまではいきませんが、アクティブファンドとしては低コストな方だし乗っかってみる価値はあるかなと、月1万円だけ買っています。
私としては澤上氏の一番えらいところは、その哲学なんかよりも実際に自分のポリシーでファンドを立ち上げここまで育てたことで、どんな講演や著書よりもそのことを大いに評価したいですね。
それと、先ほどのレポートのようにうまく忠誠心をあおるマーケティング面での商売上手なところを高く買ってます(笑)
[ 2007/03/20 05:32 ] [ 編集 ]

>アルビレオさん

御指摘のとおり、澤上さんの投資哲学をどう解釈するかで印象はずいぶん違うと思います。
私も澤上さんの実際の運用スタイルは「うねり買い」だと思っています。他方で、著書やインタビュー記事等を立ち読みしたり、セミナー等での講演内容を伝え聞く限りでは、「応援したい企業の株を買え」という趣旨の発言をしているように思います。そのため、両者の間に「ぶれ」を感じてしまうんですよね。

>うまくいけば長期的にはインデックスを上回る可能性がそこそこにあると思っています。
おっと。アルビレオさんがそうおっしゃるとは意外でした。
インデックス投資家だと勝手に誤解していたもので(笑)

私も澤上さんはアントレプレナーとして凄いと思います。マーケティングもとても上手ですよね。個人的には、著書や講演もマーケティングの一環だろうと思っています。
[ 2007/03/23 01:52 ] [ 編集 ]

気をつけたほうがいいのは
「澤上篤人=さわかみ投信」ではないし、「澤上篤人の考え=さわかみファンドの運用方針」ではないということです。
澤上篤人氏は他にもいろいろとやりたいことやアイディアは持っていると思いますが、さわかみファンドは客の金を預かっているという責任と篤人氏リタイア後も長期に渡って運用を続けていくことを目指しているはずなので、ある程度明確で一貫した方針を持っておく必要があります。

実際、澤上氏は運用からは離れてありがとうやセゾン投信の設立に関わるといった「別の仕事」がメインになっているみたいですし。

>インデックス投資家だと勝手に誤解していたもので(笑)
あくまで「上回る可能性がある」であって「上回る可能性が高い」ではないんですけどね。五分五分よりは分が悪いと思ってます。
とかいいながら、私はDCを除けばインデックスファンドをまったく持っていない…
まあ「ウォール街の~」を読んだのは一通り投信を購入した後だったこともあるんですが、今のところ解約する気はないのでけっこう自己矛盾。
[ 2007/03/24 05:10 ] [ 編集 ]

>アルビレオさん

>「澤上篤人=さわかみ投信」ではないし、「澤上篤人の考え=さわかみファンドの運用方針」ではないということです。

そう割り切って考えるなら、さわかみ投信の運用方針に「ぶれ」はないように思います。ファンドの形態を考えれば、「澤上篤人の考え」どおりの運用ではいずれかの段階で無理が生じてしまいますしね。
他方で、私は「澤上篤人の考え」に共感して同ファンドへの投資を検討したので、実際の運用方針がそれと違うなら「それならいらない」という結論になります。
そういう意味では、「ぶれ」という表現は適切ではなかったのかもしれませんね。

>私はDCを除けばインデックスファンドをまったく持っていない…
そうなんですか。それは意外でした。
他人の投資判断をとやかく言うつもりはありませんが、インデックスを上回る可能性が5割未満と考える投信を、信託報酬を余分に払って購入する理由は何でしょうか?
(インデックスを上回る可能性が高いと考えているなら、それはそれで理に適っているかなと思うのですが)
[ 2007/03/24 22:31 ] [ 編集 ]

投信ブティック

↑といのうが澤上氏が何度も使っているフレーズですが、そういう構想を持っているから「さわかみファンド」はその中核となる旗艦ファンドを目指しているはずです。
以下は素人の勝手な想像ですが、澤上氏だって言ってることのひとつひとつに「同じくらい」自信があるわけじゃないと思うんですよ。
やっぱ「これはもう間違いなく断言できる」から「まあこう言っといても大丈夫だろう」ぐらいの幅はあるでしょう。
それにさわかみファンドは中核ファンドとして「投資に関する知識が特にない人でも安心して買えるファンド」という性格も持っています。
だから「澤上篤人の考え」の中でも特に自信のある、そして自分が引退した後でも長期に渡ってきちんとやっていける部分を抽出したものだと考えていいんじゃないでしょうか。
今は会社の規模も小さいのでさわかみファンド一本ですが、ゆくゆくはもっと澤上篤人の考えについていきたい、もっと積極的にリスクを取りたい人向けのファンドを別に作ることを考えているかもしれません。
そうじゃなくて「安心できる投資」としてさわかみファンドを買った人までそれに巻き込むのは問題がありますから。


>信託報酬を余分に払って購入する理由は何でしょうか?

ギャンブルも好きだから(ぉぃ
まあ、もう買ってしまったものはそのままにしておくつもりです。インデックスには負けるとしても、それなりにいろいろ検討して選んだものだし。
「ウォール街の~」を読んでインデックス派に傾いたのはその後だったもので(^ ^;

でもアメリカ株投信は買っていないんですよ。いずれ日本でも(口座管理料なしで)米国ETFが買えるという願望に近い期待があったので。まさか自分が口座持ってる楽天証券で実現するとは予想外でしたけど。
それとエマージング諸国のインデックスはそれほど信用していないというのもあります。(インデックスは時価総額などを基準に銘柄を選んでいるので新興国では銘柄が偏りやすい)

そんな感じですでに買った投信は解約しないつもりですが、今後はETFに比重を移すつもりです。
だからETFじゃないインデックス投信はやっぱり買わないかな(笑)
[ 2007/03/26 04:54 ] [ 編集 ]

>アルビレオさん

>投信ブティック
澤上さんはかなりはっきりしたビジョンをお持ちのようですもんね。
個人的には、さわかみファンドよりわさかみ投信の株式がほしいです。
このコメントのずーっと上の方にも書きましたが、私はどうやらアクティブ投信そのものが性格に合わないみたい。バフェットのバークシャーならどうか、と考えたことがありますが、例え相手がバフェットやロジャースでも、自分の投資を他人任せにするのは嫌だという結論になったくらいです(笑)。

>今後はETFに比重を移すつもりです。だからETFじゃないインデックス投信はやっぱり買わないかな(笑)
私もインデックス投資はETFに比重を移すつもり。
今回の楽天証券の取組で、海外ETFに対する私の望みはほぼ叶いましたから。
欲を言えば、東証や大証での取扱いを望んでいますが、その実現まで座視する必要はありませんよね。
[ 2007/03/28 12:58 ] [ 編集 ]

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さわかみファンド再論

乙は、さわかみファンドにも投資しています。 2006.3.2 http://otsu.seesaa.net/article/14016027.html さわかみファンドは、日本のファンド界の中でも良心的なファンドといえると思います。ファンもまた多く、何と、さわかみファンドだけでブログを書いている人 http://s
[2007/04/12 05:06] URL 乙川乙彦の投資日記

さわかみファンドへの投資をやめた二人の理由

さわかみファンドに投資をしていて、でも最近になってやめた、という人のブログを2つ拝見しました。そこには、よい投資信託を考えるときの難しさが表れていたような気がします。
[2007/03/18 17:24] URL 投資信託のブログ|ファンドの海






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