スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

インデックスファンドのすすめ

私は個別株に対する集中投資を基本スタンスとしていますが、インデックスファンドにも投資しています。また、株式投資の勉強をすればするほど、普通の人にとってはインデックスファンドが最良の投資対象だという思いを強くしています。そこで今回は、バリュー投資家の立場からインデックスファンドをお薦めしてみたいと思います。

まず、最近の金融理論では、株式市場は効率的であるという考え方が主流です。この考え方は、株式市場にはたくさんのプロが参加しており、株価に影響を与えるような情報はすべて株価に反映されるので、割安株を探したり将来の株価動向を予測したりするのは無意味というものであり、「効率的市場仮説」と呼ばれています。この考え方を支持する人は、インデックスファンドへの投資がもっとも合理的な選択肢となります。

他方で、株価には人間の心理が反映されるので、株式市場は非効率であるという考え方もあります。割安株投資や成長株投資は、現在の株価と内在的価値の乖離で利益を得ようとする投資方法なので、このような投資方法を用いる人は、当然、株式市場は非効率だと考えています。

それでは、株式市場は非効率だと考える人にはインデックスファンドは向かないのかというと、そうではありません。割安株投資や成長株投資の場合、企業の財務状況や経営状況、その企業を取り巻く競争環境や市場構造といった情報を集め、それを分析して企業の価値を適切に評価し、現在の株価と比較して投資対象を選定する必要があります。
しかし、人間心理が株式市場に与える影響を研究する「行動ファイナンス」では、人間の心理が反映されるので株式市場は非効率であるとしつつ、人間は自分の接した情報や過去の経験を過大評価しがちであるとされています。それはそのとおりで、必要な情報を手に入れることと、それを正しく分析することはまったく別の問題です。

つまり、仮に株式市場が非効率であるとしても、それを利用して誰でも利益が得られるわけではありません。バフェットの存在が示すように、市場の非効率を利用して利益を得ることは不可能ではありませんが、バフェットが希有な存在であることから分かるように、それは決して簡単なことではないのです。

ところが、インデックスファンドへの投資は、インデックスに連動するように設計されていますから、十分な調査も冷静な判断力も必要ありません。ただインデックスファンドに投資するだけで、市場平均に連動するパフォーマンスを得ることができます。
もちろん、インデックスファンドでは市場平均に勝つことはできませんが、市場平均に勝つほどのリターンを得るには、株式投資のために多くの時間を割く必要がありますし、多くの時間を割いたからと言って市場平均に勝てるとは限りません。
市場平均に勝つために多くの時間を割くのと、手間をかけずに市場平均に連動するパフォーマンスを得て時間を自由に使うのと、どちらが有意義でしょうか。前者の道を選んでいる私が言うのも変ですが、私は、ほとんどの人にとっては、後者の方が絶対に有意義だと思います。

ただ、一つだけ忘れないでほしいことがあります。それは、インデックスファンドは市場平均に連動するだけので、インデックスファンドで儲けるにはインデックス自体が値上がりする必要があります。逆に言えば、インデックス自体が値下がりしてしまえば損をするということです。インデックスファンドなら絶対に儲かるという保証があるわけではありません。
なので、例えばTOPIXのインデックスに投資するなら、日本の株式市場は今後成長が期待できるのか、相場が過熱して株価が高過ぎる状態にないかといったことは自分で考える必要があります。

ちなみに、ここまでインデックスファンドを薦める私がどうしてバリュー投資をしているのか疑問に思う方は、「投資が楽しくなってきました」を御覧ください。この記事に共感できるなら、個別株への投資にチャレンジしてみてもいいかもしれません。
また、私のインデックスファンドの投資状況は「国際分散ポートフォリオ(1)」「国際分散ポートフォリオ(2)」を御覧ください。
[ 2006/09/14 21:58 ] 投資全般 ファンド | TB(2) | CM(10)

TBありがとうございます。
インデックスそのものが成長する、値上がりを続けるためには、株主にキチンと配慮した(「株主を最優先に考えよ!」とまでは言いません)経営を上場企業が行う必要があると思います。TOPIXのインデックスファンドを買うというのは、東証1部上場企業全体の株主になる、とも言えるわけですから。ですから、常識外れの経営をする企業(特定第三者にとてつもなく安い株価で新株を割り当てたり、株主総会直後に突然大幅増資を発表したり)は東証1部から外してもらいたい、とさえ思います。
日本経済が成長するからといって、必ずしも日本株式のインデックスも成長するというわけではない、ということです。

米国でもおそらく似た問題は存在するのでしょうが、日本の方が常識外れの度合いがスゴイと思います。
日本の株式市場はエマージング市場並み、という評価を水瀬ケンイチさんがされていましたが、確かにその通りだと思います。
ミクシィ狂騒曲を見ていると、その感をさらに強くします。
[ 2006/09/15 13:11 ] [ 編集 ]

rennyさん、こんにちは!!
(日本経済が成長するからといって、必ずしも日本株式のインデックスも成長するというわけではない)←この意見に同感しています。これから、うんと期待される国のインデックスならイザ知らず、日本株となると、むしろ、個別銘柄で保有した方が、パフォーマンスがいいのではと思います。これからも伸びる優良企業をほんの少し持つだけの方がいいのでは?
言ってる本人は、新興市場で、ガツンとやられています。
IPOは、第1ステージ、第2ステージ、第3ステージに分かれると思うのですが、チャートを見間違えました。好きな銘柄ですから、許せますが・・・・・
ミクシィ狂騒曲・・・春先に比べたら、とても静かですよ。
1月と6月で、ディトレーダーもかなり振り落とされたのでしょう。
中国のGEMは、もっと恐ろしい投げウリだってあるんです。買うときは、狂乱的に買いに来ます。ディトレするには、心理も大事なので、掲示板見たりするんです。書き込みがヤクザみたいで、恐ろしくなって、それ以来、止めました。水瀬さんのブログにもありましたが、勉強は楽しいけど、中毒にはなりたくないです。

[ 2006/09/15 14:10 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

記事で言いたかったのは、インデックスに勝つような銘柄選択は簡単ではないので、投資に時間と労力を費やす気がないなら、お手軽に市場平均と同じパフォーマンスが得られるインデックスファンドがお薦めだということです。TOPIXは例として挙げただけで、日本株式を推奨しているわけではないので念のため。

なので、以下は私の一般的な認識として御理解ください。
日本株式のインデックスの成長が期待できるかどうかは、まさにそれぞれの投資家が自分で決めることです。また、日本株式かどうかにかかわらず、インデックスに勝つには個別株に投資するしかありません。忘れないでほしいのは、個別株に投資したからといってインデックスに勝てるとは限らないということ、インデックスに勝つには時間と労力を投資する必要があるということです。

経済成長とインデックスの成長は違うという意見については、私の考え方は異なります。たとえ経営者が無能であっても、景気が良くなって商品が売れれば業績が伸び、企業価値も増大すると考えています。これまで四季報で1000社近くの企業業績を実際に見ましたが、過去10年という期間でみれば、それまで赤字が続いていた企業も経済が上向くと業績が伸び、株価も上がっています。経営者の資質や能力によって個々の企業の株価に多少の影響があることは事実ですが、経済成長に伴う企業全体の業績の向上に比べたら影響は微々たるものではないかと思います。
(経営者の資質や能力を軽視しているつもりはありません。ただ、優秀な経営者が1人・無能な経営者が9人の場合と、優秀な経営者が5人・無能な経営者が5人の場合を仮定すると、両者ではパイの配分は違うものの、全体のパイの大きさはたいして変わらないと考えています。)

私は、先進国とエマージング諸国の違いは政治・経済・情報開示等の投資環境の違いであり、先進国の方が経営者や投資家の質が優れているわけでなあいと考えているので、日本の株式市場がエマージング諸国並みという意見には同意できません。人間なんて、時代や人種、国籍が違っても大差はないと思っています。
[ 2006/09/16 14:15 ] [ 編集 ]

空色さん、コメントありがとうございます!!
記事に納得しているんです。ただ、好みの問題なのかしら?
(過去10年という期間でみれば、それまで赤字が続いていた企業も経済が上向くと業績が伸び、株価も上がっています)
ここがネックでして、業種別にサイクルがあると思うのです。7年前に株式をはじめ、その時に、太平洋金属を56円で買って、81円で売り大喜びしていたんです。今は、株価はその十倍。がくん!
もともとバリュー好きですので、ITには手を染めませんでした。それが幸いして、無傷でいられました。そして、思い出したように去年から、また始めたのですが、この経験からして、上昇する銘柄と下落する銘柄を平均するとリターンが下がってしまうわけですから、勿体無い、勿体無いと感じるだけなんです。なにせ主婦ですから。
それからマネー革命という本を読んだのですが、どんな理屈を並べてみても、市場は感情で動くという結果に、思わず、手も足も出ない状態でひれ伏すしかありませんでした(笑)
[ 2006/09/19 23:48 ] [ 編集 ]

>fidelさん
コメントありがとうございます。
私の書き方が悪かったかな? 私が書きたかったのは、景気が上向けば三流企業でも二桁成長できるということ。どの業種も景気サイクルが同じと書いたつもりはありませんでした。実際、2006年3号の四季報CD-ROMでスクリーニングしたときも、ここ数年高成長を続けているのは不動産、自動車、鉄鋼、化学、精密機器(液晶テレビと半導体)の企業が多いですし。

「市場は感情で動く」は短期的に見ればそうだと思います。だからこそ、「割安」株投資で大きなリターンを得られるわけですし。でも、数年単位でみれば、企業価値に収斂していくと思いますよ。
[ 2006/09/21 10:20 ] [ 編集 ]

ご訪問&書き込みありがとうございます。

空色さん。どうも!
訪問&書き込みありがとうございます。
私も水瀬さんつながりでいろいろなブログに立ち寄らせていただいております。

私の場合はブログのタイトルのとおり
「オフショアな海外投資日記」
「海外駐在員による海外を拠点とした海外投資日記」ですので、
あまり参考にならないかもしれません。
サブタイトルは戯言ですので気にしないで下さい。
しかし投資の考え方としては相通じるものがあると思います。

私も現在はガッチリ「インデックス・ETF」派です。
今後はBOOM証券にてETFを中心に追加投資していくつもりです。
今後ともよろしくお願いいたします。
[ 2006/09/23 16:25 ] [ 編集 ]

>スマイリーさん
コメントありがとうございます。
確かに投資対象はずいぶん違いますよね。私はそもそも海外に口座も持っていませんし。でも、私は、投資対象が似ているかどうかより、投資に対する考え方が似ているかどうかの方が大事だと考えています。
今後ともよろしくお願いします。
[ 2006/09/23 23:08 ] [ 編集 ]

お尋ねします。

空色さん。どうも!

某官庁にお勤めという事ですが、
副業、投資に対する制限があるのでしょうか?
また海外口座開設にも制限があるのでしょうか?

リタイア後も公務員の年金(恩給)は日本に居住していないと受け取れないという話を聞いた事があります。
本当でしょうか?
しょっぱなから質問ばかりですみません。
[ 2006/09/24 08:30 ] [ 編集 ]

回答

>スマイリーさん
おはようございます。

国家公務員法に兼業禁止規定があり、私企業の役員・従業員になることはできませんが、個人で副業をするのは大丈夫だと思います。
株式投資は、許認可担当部局は原則禁止と聞いていますが、その他の部局はいまのところ規制はありません。とはいえ、業務上知った情報でインサイダー取引なんてしたら間違いなくクビですけどね。SESCの知人にインサイダー取引の調査方法を聞いたことがありますが、まず間違いなくバレるので止めておきましょう。
海外口座については、調べたことはありませんが、規制があるという話は聞いたことがありません。

年金の話は初耳です。私の場合、租税回避のために居住地を移すことは検討していないので関係ありませんし。そもそも、30年後にいまの年金制度が存続しているのか疑問です・・
[ 2006/09/24 10:37 ] [ 編集 ]

年金の件は勘違いでした。

空色さん。どうも!
年金の件は海外移住の際、日本での年金への所得税免除の話でした。
勘違いでした。すみません。
下記参照。

■年金課税
日本での税金は年金支給額から規定控除額を引いた金額の20%が所得税として課税。
海外転出届を提出し租税条約締結国に住む人の場合は、「租税条約に関する届出書」を「年金の支払いを
受ける者に関する事項」と共に社会保険業務センターに提出すると、日本での年金への所得税は免除され、
滞在国の税法にて現地で課税されます。
※厚生年金と国民年金に限られ、公務員の共済年金は日本での課税のみ。
※租税条約を結んでいない国への移住や上記届出書を提出しなかった場合は日本で課税。

海外移住情報より
http://www.interq.or.jp/tokyo/ystation/world.html
[ 2006/09/24 17:24 ] [ 編集 ]

コメントの投稿













管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://startfroma.blog57.fc2.com/tb.php/33-04df0048


海外ETF、ついにネット証券で取り扱い開始!日本のインデックス投資の夜明け!

待ちに待った、海外ETFのネット証券での取り扱いが、ついに始まります!!この日が来るのを、どんなに待ち焦がれたことか。「超」低コストの海外のインデックス商品が、日本のネット証券会社で、買えるようになった
[2006/10/14 12:48] URL 梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー

アクティブファンドはインデックスファンドを超えることが出来ない?

私が良く参考にさせていただいているブログ水瀬ケンイチさんの「梅屋敷商店街のランダムウォーカー」内で長期運用ではアクティブファンドはインデックスファンドを超えることが出来ないという内容がありましたので自分の保有するアクティブファンドをベンチマークであ....
[2006/09/23 22:30] URL オフショアな海外投資日記~1日3万円の副収入






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。