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「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」

なぜか日本人が知らなかった新しい株の本なぜか日本人が知らなかった新しい株の本
山口 揚平

ランダムハウス講談社 2005-07-20
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株式投資に限らず、投資の基本は「安く買って高く売る」ことです。でも、株式投資を始めたころの私がそうだったように、「その株が安いのか、高いのかはどうやって判断するのか?」という疑問を持つ人は多いと思います。
この本は株の値段=企業の値段という考え方に立っています。
そして、企業の値段、つまり企業価値を「ざっくり」計算する方法として、

 営業利益×10 +〔流動資産+投資等〕―〔流動負債×1.2+固定負債〕

という公式を上げています。営業利益を10倍するのは、営業利益から税金相当分を控除し(営業利益×0.6)、期待リターン(6%)で割り引くと営業利益の10倍に等しくなるからです。そして、算定した企業価値を発行済み株式数で割れば、1株あたりの企業価値、つまり適正株価が分かります。

詳しい説明は本に書いてあるので省略しますが、私なりに勉強した結果、この公式はDCF法を可能な限り単純化したものなんだと理解しました。また、この本では、現実の株価が適正株価を「ある程度」下回っている銘柄だけに投資すれば確実に利益をあげられると書いてありますが、この投資手法は、バフェットの「安全余裕度(margin of safety)」の発想を取り入れたものと理解しています。

また、この本には、今回紹介した企業価値の計算方法以外にも、定性分析の基本、株価が上がる銘柄の見つけ方、株式投資に感情が与える影響などについても書かれていますし、株式投資に関するコラムも面白いです。新書サイズで200ページほどの分量なので、株式投資に関する知識はこれ1冊で十分とはいきませんが、株式投資で成功するために何を勉強すればいいかが分かりますし、そのための参考文献も紹介されています。この本を読んで、いつの時点の営業利益で分析するのか、割引率は6%でなければいけないのか、企業を分析するにはどんな点に着目すればよいのかなどの疑問を持った方は、紹介されている参考文献も読んでみることをお薦めします。

ちなみに、私はこの本を読んで、バフェットという凄い投資家がいることを知り、いまではバフェットに近づこうと会計学や経営学、経済学を勉強するようになりました。
こうしてみると、この本に出会ったことでずいぶん変わったなあと、今日この記事を書いて改めて思いました。もっとも、この本が私を変えたというのは大袈裟で、この本がきっかけになっていろいろな本を読み漁った結果、私を変えた本に出会ったという方が正確ですけどね。





[ 2006/09/05 09:50 ] 読書感想文 | TB(1) | CM(0)

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