先日、DVDで借りてきた。
78歳のカールじいさんが、亡くなった妻との約束を果たすため、空飛ぶ家に乗って冒険に出掛けるという物語。
カールじいさんの目的地は、幼い頃から憧れていた、南米の「パラダイスフォール」。
あっという間に滝の近くまで行けるんだけど、そこからが本当の冒険の始まりだったというお話。
映画の冒頭、幼いころのカール少年が将来の妻と出会い、結婚してから妻と死別するまでをまとめた10分間がぐっとくる。
どうしてわざわざ空飛ぶ家で冒険に出掛けるのかも、この10分間で描かれている。
個人的には、かーるじいさんが空に飛び立ってから、パラダイスフォールの近くに着くまでがいちばんドキドキした。
空飛ぶ家が雷雲に巻き込まれるシーンでは、「行こう! 父さんは帰ってきたよ」というパズーの声が聞こえたりして(byラピュタ)。
パラダイスフォールに着いてからは、カールじいさんが怪鳥に乗るシーンでは「チョコボかよ!」と突っ込んだり、こどものころに憧れた冒険家と戦うシーンでは「あんたら、いったい何歳だよ!」と突っ込んだり(年相応に、戦っている最中に腰を痛めたりと芸は細かいけど)とそれなりに楽しめはするものの、話の展開がありきたりだったのでちょっと残念。
アニメ映画で初めてカンヌのオープニング作品になったり、ゴールデングローブ賞を受賞したりと評判はいいんだけど、そこまで面白いかはちょっと疑問。観て損はしないとは思うけど‥
ところで、カールじいさんが目指す「パラダイスフォール」は、ベネズエラに実在する「
エンジェルフォール」がモデル。映画の冒頭でカールじいさんがベネズエラ行きの航空券を買うシーンがあるので間違いない。
この滝は約1000mという世界最大の落差を誇る滝で、滝の水が地面に届く前に霧散してしまうため滝つぼがないらしい。
日本のテレビでも時々取り上げられていて、1~2年前の「世界 ふしぎ発見!」では、ミステリーハンターが滝の真下まで行っていた。
映画で描かれているパラダイスフォール周辺の景色が「世界 ふしぎ発見!」で観た映像とよく似ていて、そっちの方も気になってしまった。
交通の便が悪いので、遊覧飛行付きのツアーで行くのが一般的らしい。
実際に行った人の
旅行記を見つけたので載せておく。
いつか行きたいなあ。
(関連ブログ)
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カールじいさんの空飛ぶ家 (原題:UP)
『カールじいさんの空飛ぶ家』は、『モンスターズ・インク』の監督ピート・ドクターと『ファインディング・ニモ』の脚本家ボブ・ピーターソンが共同で監督を務めた3Dアニメ映画です。ピクサー初であるディズニーデジタル3D版を鑑賞しました。 ●導入部のあらすじと感想
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[2010/05/08 08:56]
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佐藤秀の徒然幻視録
後でじっくり、読みたいと思います。レバレッジ君私が子ども手当を支持しない2つの理由お邪魔します。
思うに子ども手当の根底にあるのは「子供達のためだから」という「主観的な善意の絶対化」ではないでしょうか。それは「女性のため」という「選択的夫婦ブロガー(志望)私が子ども手当を支持しない2つの理由私も子供手当は反対です。理由は、今は景気回復に全力を尽くすべきだから
です。子供手当の経済波及効果は極めて低いです。福祉をやってる場合か?
今がどんな時期なのかこなつホテル・ルワンダ>あつまろさん
コメントありがとうございます。
フツ族とツチ族って、統治しやすいようにベルギーが体型や鼻の高さなどを基準に無理矢理2つに分けただけで、実際に空色ホテル・ルワンダホテルルワンダ、私も印象に残っている映画です。
ツチ族とフツ族は以前から小競り合いはあったと思いますが、
旧宗主国のベルギーがツチ族を優遇したことで、憎悪がわきあつまろ