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商品投資(投機)

最近、相互リンク先の投資ブログで、商品投資に関する記事がいくつか掲載されていた。
最近の商品価格の高騰の一因として投機的資金の流入が取りざたされているせいか、商品投資については否定的な意見も少なくないけど、個人的には、個人投資家や機関投資家が商品市場に参加することが悪いことだとは思えない。

そもそも、商品に限らず、投資の世界では、投資家(投機家)は市場の流動性を確保するために不可欠な存在。
もし、商品市場から投機家を完全に閉め出してしまったら、商品市場は現在よりもずっと流動性に乏しく、価格のボラティリティの大きい市場となってしまう。個人的には、これは賢明な考え方とは思えない。
また、商品市場から投機家を完全に締め出すのではなく、適正な流動性が確保できる程度の投機家の存在は認めようという考え方もあるかもしれない。でも、「適正な流動性」は誰がどうやって決めるのかという問題があるし、また、仮に「適正な流動性」を決めることができたとしても、今度は、どうやって商品市場に参加する投機家の数を管理するのかというもっと難しい問題があるので、この考え方も現実的ではない。
結局、商品市場から投機家を締め出したり、投機家の数を管理したりすることはできないのだから、投機家を悪者にして非難したところで何の解決にもならない。

また、商品投機家に対する非難は的を得ているのかどうかも、個人的にはちょっと疑問。
もともと、原油や農産物などの商品は、石油埋蔵量供給量の減少や地球温暖化による気候の変動、新興国の経済発展に伴う需要の増加等で、今後需給が逼迫していく、つまり価格が値上がりしていくだろうという点についてはそれほど異論がないはず。
そして、そのような認識が一般的であるとしたら、投機的資金の有無にかかわらず、商品が次第に値上がりしていくということは理解できるだろう。
とすると、問題は、投機的資金は商品価格を「適正な水準を超えて」値上がりさせたのか、投機的資金によって商品価格は「適正な水準と比較してどの程度」値上がりしたのかということになるんだろうけど、そんなことは誰にも分からない。

誤解しないでほしいのは、私は別に、現在の商品価格の高騰は何の問題もない、と言っているのではない。現在の商品価格の高騰は好ましくないけれども、その責任が投機的資金にあるかのような考え方をしていては、問題の本質は見えてこないし、問題が解決するとも思えない、と言いたいだけ。
何か問題が生じたとき、どこかに悪者を見つけてそいつのせいにするのは簡単だけど、世の中はそんなに簡単ではないんじゃないかと思うわけだ。


〔関連記事〕
投資を楽しむ♪
梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー
gabbiano investment
[ 2008/06/22 01:31 ] 投資全般 | TB(0) | CM(4)

商品投機自体は何ら悪くないということと、投機は流動性確保のために不可欠な存在というのは私もそう思います。

ただ、
>もともと、原油や農産物などの商品は、石油埋蔵量の減少や地球温暖化による気候の変動、新興国の経済発展に伴う需要の増加等で、今後需給が逼迫していく、つまり価格が値上がりしていくだろうという点についてはそれほど異論がないはず。

という点なのですが、異論は大いにあると思います。
まず、石油埋蔵量が減少しているというのどこからの情報なんでしょうか。石油の埋蔵量が減少しているという事実を私は一度も聞いたことがありませんし、むしろ逆に年々増加していると理解していたのですが。
新興国の発展に伴う需要の増加は確かにそうですが、石油についていえば、埋蔵量が増加しているとすれば、需給逼迫要因としての説得力を持たないと思います。
商品価格の高騰についても、さまざまな要因が複雑に絡み合ってのことですが、一つの要因として、原油価格高騰を懸念した米政府によるバイオエタノールの積極的導入によってとうもろこし等の農産物価格が上昇した面も見逃せません。

世の中はそんなに簡単じゃないですね。
[ 2008/06/22 18:48 ] [ 編集 ]

>ぐっちさん
コメントありがとうございます。

>>もともと、原油や農産物などの商品は、石油埋蔵量の減少や地球温暖化による気候の変動、新興国の経済発展に伴う需要の増加等で、今後需給が逼迫していく、つまり価格が値上がりしていくだろうという点についてはそれほど異論がないはず。

まず、次のとおり訂正します(本文は訂正いたしました。)。
×「石油埋蔵量の減少」 → ○「石油供給量の減少」
失礼いたしました。

原油の需給逼迫懸念は、普通に見掛けると思いますよ。
例えば、
http://www.gci-klug.jp/crudeoil/2008/05/13/002761.php
http://jp.reuters.com/article/worldNews/idJPJAPAN-31910420080522
など。

石油の埋蔵量自体は増えているのかもしれませんが、それを従来と同じコストで利用できるかどうかは別の問題ですね。

>>商品価格の高騰についても、さまざまな要因が複雑に絡み合ってのことですが、一つの要因として、原油価格高騰を懸念した米政府によるバイオエタノールの積極的導入によってとうもろこし等の農産物価格が上昇した面も見逃せません。

米国でもブラジルでも、バイオエタノールの原料となるとうもろこしやサトウキビの生産量が増える代わりに、大豆や果樹等の生産量が減っていて、こういったことが農産物価格の高騰の一因になっているようですね。
[ 2008/06/23 00:24 ] [ 編集 ]

石油については増産可能であるにも関わらず、高価格維持のために生産調整している面もあります。現に、先日サウジが各国からの突き上げを受け大幅な増産を表明してます。
需給逼迫の要因は供給量の減少というよりも、生産調整にもあると思います。埋蔵量はふんだんにあるので、サウジをみれば自明のように増産しようと思えばいくらでもできるのですから。

参考までに、農林中金のデータを添付します。
http://www.nochuri.co.jp/report/pdf/f0610usa2.pdf

>石油の埋蔵量自体は増えているのかもしれませんが、それを従来と同じコストで利用できるかどうかは別の問題ですね。

それは数十年前から言われていることでもありますが仰る通りでしょうね。
再生不可能資源である限り、いつかは石油もなくなるということ自体は間違いないでしょうし。
いずれにしても、私は資源価格や商品価格の高騰には私も懸念しています。
コメントありがとうございました。
[ 2008/06/23 07:59 ] [ 編集 ]

>ぐっちさん

農林中金のデータなど、貴重なコメントありがとうございました。
今後ともよろしく。
[ 2008/06/23 21:55 ] [ 編集 ]

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