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食糧自給と比較優位

食料価格の国際的な高騰のせいか、最近、「日本の食料自給率をもっと高めるべき」という論調を耳にする機会が増えたように思います。

しかし、本当に食料自給率を高める必要があるのでしょうか。
「比較優位」の理論を踏まえると、非効率的で規制の多い農業分野に労働力と資本を投下して食料自給率を高めるより、効率的で競争力の強い自動車や精密機器に労働力と資本を投下して稼いだ外貨で食糧を輸入する方が、結果として日本の利益になるような気がします。
このような結論にならないのは、輸入品より国産の食品の方が新鮮で安心であるとか、今後食糧需給が逼迫したら食料輸出国が輸出を制限する懸念があるとか、そういった心理的要因が背景にあるような気がします。実際に食料輸出を制限している国もあるみたいで、もしそういう国が増えてしまえば、いくら比較優位な産業に特化して稼いでも食料を輸入することはできなくなってしまいます。
う~ん、難しい。

それにしても、どうして日本の食料自給率はこんなに低いんでしょうか。日本は土地が狭いからだとか、安い外国産の輸入に頼っているからだという話をよく耳にしますが、個人的には、理由は別にあるような気がします。日本と同じように山がちな島国のイギリスの食料自給率は7割を超えているという話もありますし。
[ 2008/06/01 06:48 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(7)

 家庭菜園が日本を救うって思っているので、この春野菜苗を植えてみました。犬糞の堆肥化も考えています(笑)。日本人の多くが、あいた土地に野菜苗を植えれば、輸入野菜を減らす事が出来ますし、虫に対する耐性が出来ますから、農家に対してあまり厳しい要求もなくなり、結果的に農家も農薬を減らせるとおもってますワン。育てる楽しみ優先ですから、コスト度外視です。ある意味最強ですワン。

 安い穀物の輸入は仕方ないですね。今どんどん価格が上がってますが、まだまだ安いんじゃないでしょうか?それなりに上がれば、国産で対応すれば良いだけ。ただそのころは物価上昇凄いでしょうね。大事なのは、いつそういう事態になっても対応出来るように、畑を絶やさない事。それには使ってない土地でも、常に手入れしておくこと。地方では、無料で土地を貸してくれる農家も結構あります。

 ね、やっぱり家庭菜園が日本を救う。

 

 
[ 2008/06/01 08:10 ] [ 編集 ]

>こなつさん
コメントありがとうございます。
家庭菜園、いいですね。
私の自宅周辺ではちょっと難しいですが、自宅のベランダでシソやバジル等のハーブを栽培しています。朝は納豆御飯派の私としては、毎日納豆に無農薬有機栽培の新鮮なシソをたっぷり入れられるだけでもシアワセです(渋い?)。スーパーで買うとけっこう高いですからね。

>>地方では、無料で土地を貸してくれる農家も結構あります。
農家が無料で土地を貸すってことは、自分で作ってもたいして儲からないということですよね。
個人的には、日本ではどうして農業が儲からないのか、というのがポイントだと思います。
海外の農産物の方が安いから、というのは、日本の農業が儲からない原因ではなく、日本の農業が儲からない結果だと思っています。日本の農業が非効率で高コストのために価格が割高となり、結果的に海外の農産物の方が安くなってしまうんじゃないかと。
欧米の先進国の中には食料輸出国も少なくないので、「海外の方が人件費が安いから」とか「土地が広いから」というのは本質的な原因ではないのではないかと考えています。
[ 2008/06/01 19:09 ] [ 編集 ]

>「土地が広いから」というのは本質的な原因ではないのではないか

それは大陸国の土地の広さを甘く見すぎていると思います。
農業大国の農家だってそんなに楽な仕事をしているわけではなく、野球場がすっぽりはいるような農地をいくつも持っていてようやくトントンというケースだってあります。
そんなのまねしようにも北海道以外にそんな土地がどれだけあるのかと。

地形だけではなく、土壌や気象条件によっても耕作に適しているのか、何を作ればいいのかは変わってきますが、日本では食管法のおかげで価格の安定している米作に偏りすぎているとか。

実はアメリカだって「途上国への食糧援助」などの名目で毎年政府が買い支えているんですけどね。
バイオエタノールだって単なる環境対策だけではなく、新たな需要を作ることによる農家からの票も狙ってるので、さんざんつっこまれても推進してるわけで。
農家の組織票が強い政治力を持つのはどこの国も同じ。
[ 2008/06/02 12:22 ] [ 編集 ]

>アルビレオさん

コメントありがとうございます。

大陸国の大農場というと、映画『フィールド・オブ・ドリームス』のトウモロコシ(?)畑が頭に浮かびます。確かに、あの広さは圧巻ですよね。私も、日本が米国やカナダと同等に渡り合える農業大国になれるとは考えていません。

ただ、農林水産省のウェブサイトに掲載されている食料自給率に関するデータをみると、
(1)主要先進国の食料自給率では、フランスは食料輸出国であり、スウェーデンや英国といった国々の食料自給率も7~8割に達する(日本は4割)
(2)世界の穀物自給率では、英国やニュージーランド、アイルランドといった島国や、オーストリアのような山国でも、食料自給率は7~10割に達する(日本は3割弱)
ということが分かります。

こういう現状をみると、日本の食料自給率の低さの理由が、一般に言われているような土地の狭さとか、人件費の高さだけでは説明できない気がするんです。
[ 2008/06/07 18:56 ] [ 編集 ]

世界の食料自給率が掲載されている農林水産省のウェブサイトのURLです。
http://www.maff.go.jp/j/zyukyu/zikyu_ritu/013.html
[ 2008/06/07 18:59 ] [ 編集 ]

えーと、まずフランスは典型的な大陸国で、欧州最強(世界6位)の農業大国ですよ。農業がGDPに占める割合もかなり大きいです。
EU域内自由流通のおかげもあってフランスは農業勝ち組として見た方がいいです。

それから自給率というのは需要と供給のバランスを表すものとして考えてください。
つまり農業という供給面だけでなくそれを消費する人口も重要な要素です。
ニュージーランドは人口が400万人程度なので人口密度は15人/km2と非常に低いです。
他は
アイルランド:400万人、55人/km2
オーストリア:800万人、97人/km2
イギリス:6000万人、244人/km2
日本:12600万人、336人/km2
イギリス以外はちょっと比較対象としては妥当ではなさそうです。そのイギリスは日本よりはずっと山が少ないわけですが。
ちょっと興味深かったのが日本より人口密度の高いオランダで、国全体が平地なので耕作面積あたりの人口だと日本より有利なのですが、食料自給率は6割近いのに穀物自給率で見ると日本を下回っています。
近くに穀物供給国があるので付加価値の高い農産物に特化しているんでしょうかね。

話を戻して、自給率の分母となる消費人口が1億2千万もあるということがちょっとやそっとの生産性の向上ではなかなか自給率を引き上げられない要因となっているわけです。

あらためて見るとイギリスの農業生産は島国としては驚異的といってもいいくらい善戦していますね。
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B9#.E8.BE.B2.E6.A5.AD
気象条件などが大きく違うのでどこまで参考にできるかわからないですが。

そういえば日本で主力の耕作スタイルである「水田」が他の先進国にはない特異なものだというのも、けっこうやっかいです。
畑だったら無視できる程度の傾斜なのに水田にするには細かく区切らなきゃいけなかったりと、大規模化、機械化には制約がつきやすい。
東南アジアを参考にしようにも人件費や労働力の確保(農業人口の少なさ)という問題がありますしね。
[ 2008/06/08 05:24 ] [ 編集 ]

>それから自給率というのは需要と供給のバランスを表すものとして考えてください。
つまり農業という供給面だけでなくそれを消費する人口も重要な要素です。

・・そうでした。
割合だけでなく、分母と分子の数値自体にも注意を払うべきでしたね。
う~む、まだまだ未熟です・・・・

食料は文字どおり「それなしでは生きていけない」商品なので、比較優位の考え方をそのまま当てはめてよいのかどうか、判断がつきません。先日閉幕した食料サミットもあまりまとまらなかったようですし、この問題はこの先も続いていくのでしょうね。

それにしても、アルビレオさんのコメントはいつでも勉強になります。
ブログの一番のメリットは、そういうコメントから学べることだと思っていますので、今後ともよろしくお願いします。

[ 2008/06/08 11:27 ] [ 編集 ]

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