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バイオエタノールの問題点

以前、その名もずばり「バイオエタノール」という記事を書いたことがありますが、最近、一部の食料品の値上げ等をきっかけに、バイオエタノールのマイナスの側面にも注目が集まっているように思います。私が無料の英語教材として聴いているVoice of AmericaのSpecial Englishでも、米国のバイオエタノール政策を批判的に取り上げていました。

〔記事の概要〕
○今年のトウモロコシの予想作付面積は3,600万ヘクタール。これは、昨年より15%多く、1945年以降で最大。
○予想収穫量は1,300万ブシェルで、このうち300万ブシェルがバイオエタノール向け(ブシェルは容積の単位で、米国では2150.42立方インチ=35.238リットル。)。
○トウモロコシの価格は、昨年、1ブシェル当たり2米ドルから4米ドルに上昇。
○バイオエタノールの精製に要するエネルギーは、バイオエタノールの供給するエネルギーより大きい。また、バイオエタノールの供給するエネルギーはガソリンより小さい。
○ブラジルがサトウキビから精製しているエタノール等、他の植物由来のバイオエタノールはトウモロコシ由来のそれより効率がよい。しかし、輸入バイオエタノールは課税される一方、国内のバイオエタノール産業は政府から助成金を受けている。
○トウモロコシ栽培の増加は、大地に悪影響を与える影響がある。農家は通常、トウモロコシと大豆を一年おきに栽培するが、今年の大豆の栽培量は去年より11%の減少が見込まれている。
○トウモロコシは、他の穀物と比較して化学肥料を多く使用するので、農場周辺の水質汚染リスクが高い。
○米国は世界の約4割のトウモロコシを栽培し、トウモロコシの輸出量の半分以上は米国産である。
○米国のエコノミストは最近、バイオエタノールの状況は、食料システムを通じて大きな影響を与えていると語っている。
○近い将来、米国のトウモロコシの約半分は、バイオエタノール向けとなる可能性がある。


米国でのトウモロコシ価格の上昇は、食料品の多くを輸入に頼っている日本人にとっても他人事ではありません。トウモロコシは鶏や豚の飼料として使われるので、トウモロコシ価格が上がれば卵や鶏肉、豚肉の価格も上がります。また、上記でも触れたように、トウモロコシの需要拡大につれて大豆の栽培量が減少していますので、醤油や豆腐、納豆などおなじみの食品の値上がりも予想されます。

最近聞いた話では、車一台の燃料タンクを満タンにするのに必要なトウモロコシの量は、人間が食べる量に換算すると数十食分とか数百食分に匹敵するそうです(正確なところは覚えていません・・)。我々の食いぶちを減らして自分の燃料にするって、やっぱりどう考えてもヘンですよね。現在のペースでバイオエタノール需要が増えていくと、食料価格が高騰して発展途上国の政情不安を招くという予想もあるようですが、メキシコの例からも明らかなように、あながち的外れな議論とも思えません。

「食料安全保障」という言葉がありますが、日本ももう少し長期的な観点から食糧政策を考える必要があるかもしれませんね。

[ 2007/06/12 21:03 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(11)

お邪魔します

お邪魔します。

>日本ももう少し長期的な観点から食糧政策を考える必要があるかもしれませんね。

「切羽詰らなければなかなかしようとしない」のが「人間
の性」ではないでしょうか。去年のプール事故といい今年の
ジェットコースター事故といい夕張市の財政破綻といい年金
といい。結局は「人口を江戸時代頃の約三千万人にする」で
"解決"するのではないでしょうか(残りは餓死かそれとも脱
日か)。
[ 2007/06/13 06:25 ] [ 編集 ]

>ブロガー(志望)さん

現在の出生率が続くと仮定すると、遠くない将来に日本の人口は3000万人まで減少するそうです。
ただまあ、江戸時代の3000万人と、少子高齢化の結果としての3000万人では年齢別構成比がまったく違うので、実際にそこまで人口が減少したら深刻な不況になって大変だと思いますけどね。
[ 2007/06/18 08:52 ] [ 編集 ]

燃料と食料

私は現在、大学の講義で「化学」をとっていますが、そこでもこの「燃料VS食料」の話題が出てきましたね。

日本の場合、高度経済成長期にやたらと人口が増加したツケがでているといっても過言ではないでしょうか。
[ 2007/06/22 00:03 ] [ 編集 ]

人口は結果論

江戸時代の3000万人のうち、約9割が農業でした。
それでも飢えている人が少なからずいたわけで、当時の食糧生産能力ではそれ以上人口を増やすことができなかったのです。

近代化による生産性の向上で高度成長期に大きく人口が増えるのはどこの国でも起こっていることで、当然の成り行きを「ツケ」と表現するのは私としては抵抗があります。
[ 2007/06/23 04:27 ] [ 編集 ]

>新幹線さん
>アルビレオさん

経済成長率は労働人口の増加率と生産性の増加率によって決まるそうですから、人口の増加によって高成長が可能となった、という見方もできるかもしれません。

個人的には、食糧政策を考えるときに、人口を論じても仕方ないと思います。農業に国際競争力を持たせるにはどうすべきかとか、食糧の安定供給のためにはどうすべきかとか、そういったことを考える方が建設的だと思うんですよね。
[ 2007/06/24 01:08 ] [ 編集 ]

おバカな流れになってきた

私も絡んでしまったのであまり人のことはいえませんが、バイオエタノールの話題から完全に外れていますよ。
バイオエタノールが食糧生産能力を圧迫するというところまではまあいいとして、なんでそこから人口問題に飛んでしまうのかと。
この論法なら郵便ポストが赤いのも年金がグチャグチャなのも全部人口が増えたせいということにできそうです。
[ 2007/06/25 00:47 ] [ 編集 ]

>アルビレオさん

そのコメントは私宛てですか?

確かに、バイオエタノールからは随分遠いところまで来てしまった気がしますし(笑)、論理に飛躍があるという指摘は私も同感です。
でも、話が人口問題まで飛んだのは、私のせいではないですよ~
[ 2007/06/26 09:21 ] [ 編集 ]

えー、特定の誰かに対してではなく、自分も含めて流れを作ってしまった人全員向けです。
いいだしっぺだけじゃなく、それに乗っかってしまった人もよくないですよ。

まあ私としては原料はトウモロコシよりこっちがいいとか言ってる暇があったら、燃料電池とかの「エタノールの次」の技術をできるだけ前倒しするのが食糧生産を犠牲にしないためのまっとうな解決策だと思うんですけどね。(ただし時間はかかる)
[ 2007/06/29 00:41 ] [ 編集 ]

>アルビレオさん

そう言われてしまうとなんとも‥(^^;)
私も、もっとしっかりしないといけませんね。

まあ、話がバイオエタノールの次に及んだことですし、この辺で一区切りとしましょうか。
[ 2007/07/02 09:34 ] [ 編集 ]

太字の文はじめまして。
わたしは、塾の宿題で環境もんだいの「バイオエタノール」
を調べたんですケド・・・
みなさん知識が・・・すごい・・・斜体の文
[ 2007/11/07 14:26 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

他人よりいろんなことを知っていれば、それだけ儲けるチャンスが増えますから。すべての勉強は投資に続く、です。
[ 2007/11/11 14:50 ] [ 編集 ]

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