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バイオエタノール


地球温暖化対策の有効な手段として脚光を浴びる、バイオエタノール。個人的には、ブッシュ政権が地球温暖化対策の一環としてバイオエタノールの利用推進を打ち出したことを一歩前進と評価しながらも、一方では、食物を燃料として利用するという発想に抵抗があった。

そんななか、先日、The Economistで、バイオエタノールに関する記事が掲載されていた。

記事によると、バイオエタノールの原料は、トウモロコシ、サトウキビ、セルロースの3種類。ブッシュ政権が力を入れているトウモロコシは、この3種類の中でもっとも効率が悪いということで、記事では「粗悪品」として酷評されていた。
記事のお薦めはセルロース。3種類の中でもっとも効率がよい上、セルロースはすべての植物に含まれているので、わざわざ食物を原料とする必要がなく、廃木や堆肥、生ゴミなどから精製することができるということ。しかし、精製に使用する酵素が割高という欠点があり、現在も研究が続けられているんだって。

また、記事では、食物(主にトウモロコシ)を原料とすることの問題点も指摘されていた。トウモロコシをバイオエタノールの原料とすると、食用のトウモロコシが減って値上がりするというのは分かっていたけど、トウモロコシをエサとする食肉も値上がりしたり、これまでトウモロコシを作っていなかった農家が転向することで、他の穀物も値上がりするということまでは頭が回らなかった。
記事によると、大豆は既に値上がりしているらしい。また、記事では触れられていなかったけど、最近のオレンジジュース等の値上げは、ブラジルの果樹農家がサトウキビに転向したため果樹の供給量が減ったせいもあるみたいだし・・

記事を読んで、頭の中のもやもやが晴れた感じ。やっぱり、食物由来のバイオエタノールって、一般に言われているほど素晴らしいものではないんだね。記事では触れられていなかったけど、セルロース由来のバイオエタノールについては日本でも研究が進められているそうなので、そっちが早く実用化されることを期待したい。
[ 2007/04/28 19:14 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(5)

こんにちは。
バイオエタノールは最近日本でも試験販売が開始されたというニュースがありましたね。
この手のものにはあまり知識が無いので、全く的が外れたことを言っているかもしれませんが、個人的な思いを少し書かせてください。

個人的には、結局燃やすんだったら石油と変わらないと思っています。温暖化対策なんかに本当になるのだろうか?と。
植物は生育するときに二酸化炭素を吸収するから、京都議定書ではガス排出量はゼロとみなされるらしいですけど、シロウトにはなんか詭弁のように聞こえます。
石油だって元は植物などの有機物なのですよね?
地球のサイクルを無視して現在生きている人類のサイクルや都合だけで勝手に決め付けているだけにしか思えないのです。

石油が無くなって困ったときの代替エネルギーとしては意味があると思いますが。。。
[ 2007/04/28 20:47 ] [ 編集 ]

バイオエタノールとは酒のこと

↑なので、実は生成過程でけっこう二酸化炭素が発生するんですけどね。

セルロースから作るのが最も効率がいいといっても、原料を「生ゴミでもなんでもあり」にしてしまうと量産するには工程が複雑になるために効率はかなり落ちるはず。
だから原料を絞り込まないと量産は現実的ではありません。
そういうことを無視してセルロースを押しているとしたら、Economistの記事もちょっとアレですね。

Gabbianoさん
>燃やすんだったら石油と変わらない
今のところCO2ゼロの自動車を作るのはコストや開発期間などの面からかなり難しいです。電気自動車でも「発電」の時点でCO2は発生してる。
エタノールは得られる熱量に対して発生するCO2の量の比がガソリンよりかなり少ないんです。(生成時のCO2も考慮すると「ちょっとマシ」程度になるらしい。下手すると実用化で先行しているハイブリッド車と大差ないかも)
あと、排気ガスは格段にガソリンよりきれい。
燃料電池は自動車用として実用化するにはまだ時間がかかるのに対して、アルコール燃料エンジンはガソリンエンジン技術の延長で開発できるのですぐにでも置き換えられるというのもメリット。
というか、アメリカのレーシングカーはもうかなりのカテゴリでエタノール使ってます。

ま、バイオエタノールは「比較的短期間、低コストで実現可能」というメリットはあるけど、やっぱりあくまでつなぎの技術で燃料電池とかの方が期待できるとは思います。(燃料電池でも燃料が純水素でない限りはCO2出すけど、内燃機関よりは効率がいい)
[ 2007/04/29 02:19 ] [ 編集 ]

最近の聞きかじりですが

今のエタノールってアメリカのトウモロコシでは

10のエタノールを製造するのに

12のエネルギーを使用するんですよ。


ブラジルのサトウキビでは

地球最大の二酸化炭素を酸素にしてくれる地域の森林を伐採しているわけです。

理論的には生産できるエネルギーは素晴らしいけれどまだまだこれからの業界ですね。こういうのは日本人の得意分野だとおもうんだけど・・・。
[ 2007/04/29 06:43 ] [ 編集 ]

アルビレオさん、詳しい説明ありがとうございます。

生成過程で発生するエネルギーまで考慮していれば、議論の余地があるのですけどね。
新聞などの論調では、無条件に温暖化対策になっているという前提なので、違和感がありました。なんかバイオ=エコなんて図式で思考停止しているように思えます。
極論をすると、CO2を排出しないためには、オール電化&電気自動車にして、原子力発電すればいい(体裁を整えるために風力などでお化粧する)という論理が成り立つのが怖いです。

内燃機関も電気も無い中世の生活には戻れないでしょうから、どれがマシかの程度問題の世界でしょうし、根本解決にはならないのかなと思っています。
[ 2007/04/29 09:19 ] [ 編集 ]

コメントありがとうございます。

今回は順不同で失礼します。

>とよぴ~さん
The Economistでも、トウモロコシ由来のバイオエタノールは、精製と同等以上のエネルギーを消費するのでまったくのムダ、と書いてありました。エタノール<トウモロコシ<セルロースの順に効率がよいというのは本文で書いたとおりです。
また、同誌では、サトウキビ由来のバイオエタノールは、主要産出国のブラジルで土地が余っているので穀物の供給量を減らさずに済むなどと書かれていましたが、「余っている土地って貴重な熱帯雨林じゃないの・・」と感じました。

>アルビレオさん
The Economistの記事では、効率が良いこと、穀物の供給量に影響を与えないこと、各国が自前で燃料を調達できること(自国で栽培した植物からバイオエタノールを作ればいいので)、の3つです。セルロース由来のエタノールの問題点として挙げられていたのは酵母のコストだけだったので、酵母が安価に手に入れば廃木や雑草、堆肥などのごった煮からエタノールが精製できるのかと思っていましたが、違うんですね。勉強になりました。
ちなみに、当該記事のスタンスは、次の最終パラに凝縮されています。
Ethanol is not going to solve the world's energy problems on its own. But its proponents do not claim that it would. Ethanol is just one of a portfolio of new energy technologies that will be needed over the coming years. Good ethanol, that is―not the bad stuff America is so keen on.
基本的には、ブッシュ政権のバイオエタノール政策を批判した記事です。

>Gabbianoさん
アルビレオさんのコメントが完璧すぎて、何も言えない(笑)
個人的には、バイオエタノールのCO2排出量が0とみなされるのはやはりどうなのかなと疑問に思いますが、ガソリンとバイオエタノールの環境負荷を比較するとバイオエタノールの利用拡大のために一定のインセンティブがあってもいいのかなと思います。
とはいえ、いままで他人が食べていた分のトウモロコシを車の燃料に使ってしまうというアイディアが妥当なのかは大いに疑問です。食料と燃料がトレードオフの関係にあるってどう考えてもナンセンスですよね。
[ 2007/04/29 22:04 ] [ 編集 ]

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