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買うのは企業、株ではない。

久しぶりに硬派(?)な投資の話を。
いわゆる「バリュー投資」とは何か。一言で答えろと言われれば、私の答えは「企業の『財産』『利益』と価値とみなし、価値と株価の乖離に着目して収益を得ようとする投資」となります。当ブログのサブタイトル「価格はあなたが支払うもの。価値はあなたが手にするもの」というのは、このことを一言で表現したバフェットの言葉です。

でも、この言葉だけではバフェットの株式投資の特徴を理解できません。彼の株式投資を理解する一つの助けとなるのが「買うのは企業、株ではない。」という言葉です。

2つの言葉は同じことを言っていると考える人もいるでしょうが、私の理解はちょっと違います。バフェットは、単に企業の「利益」に着目しているだけではなく、「企業」そのものに投資しているのです。
もっと突っ込んで言えば、バフェットにとって株式投資で得られる収益とは、株式売却益でも配当でもなく、その企業が実際に稼ぐ利益です。バフェットはこうした概念を「ルックスルー利益」という言葉で表現していて、彼の考える利益は会計上の利益ではなく「株主利益」であると言っています(「株主利益」は現在のフリーキャッシュフローのようなもの。)。

一般的な「バリュー投資家」にとって、企業の利益は株価の割安性を判断する要素、あるいは理論株価を計算する要素に過ぎません。最終的には、投下資金と株価の差額を収益と考えるので、株価が上がったか下がったかで投資の成否を判断することになります。
これに対して、バフェットは、投資した会社の「株主利益」こそが株式投資の収益だと考えています。もちろん、本人に聞いたら「違う」と言われるかもしれませんが、こう考えるとバフェットの言動がすっきり理解できるようになります。

私は以前、株式投資をネガティブに評価するロバート・キヨサキがバフェットを高く評価しているのかまったく分かりませんでしたが、このように考えるようになって疑問が解けました。ロバート・キヨサキにとってバフェットは「株式投資家」ではなく、「事業投資家」なんだろうと思います。

私も「株主利益」を株式投資の収益と考えるようになり、投資スタイルの仕方がずいぶん変わりました。簡単に言うと、それまでは割安な企業の中から投資にふさわしい企業を探すというスタイルだったのが、投資にふさわしい少数の企業が割安になるのをひたすら待つというスタイルに変わりました。この辺の話はまたの機会に。
[ 2007/04/16 21:07 ] 投資全般 投資哲学 | TB(0) | CM(0)

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