即席麺メーカー3社目。これで最後です。
〔業績推移〕
売上、総資産、EPS、BPSは過去5年でほぼ横ばい。
従業員は1割減。
経常利益は1.7倍になっているが、営業CFは減少。
〔事業の概要〕
即席麺メーカー。主力商品は「チャルメラ」「一平ちゃん」。
主な事業の売上、営業利益、営業利益率は次のとおり。
・即席麺 67,336 1,073 1.6%
・外食 10,781 87 0.8
・賃貸 1,272 517 40.6
〔取引先への依存度〕
最大の販売先は菱食(26.6%)。
販売先が上位10社に集中(国分、加藤産業、三井物産等)。
〔課題とリスク〕
・小売業における低価格競争による販売価格の低下、販管費の増加。即席麵事業を中心とした「収益基盤の強化」と「選択と集中」。
→重点商品や重点得意先の選定、生産拠点の統廃合を実施。
・販売先が上位10社に集中しているのは、与信管理の省力化と信用リスクの軽減が目的(ちなみに、日清食品の有報にも同じ理由が記載されていた)。この点がリスクの1つとして挙げられている。
〔財務分析〕

〔投資〕
・研究開発 5.9億円(「スーパーノンフライ製法」の応用展開、商品開発)
・設備投資 24億円(神戸工場用地11億円、製造設備更新13億円)
・広告宣伝 どこに含まれているのか不明。
〔株主還元〕
・配当に関する数値目標なし。
・自社株買いなし。
〔まとめ〕
当事会社も認識しているが、販管比率が49.9%(393億円)と高い。
販管費のうち187億円が拡販費で、上記の研究開発費や設備投資のほか、材料費(210億円)等と比較しても高過ぎると思う。
ちなみに、スティール・パートナーズは有報作成時点で23%を保有。
結局、日清食品がこの会社を買収することになったんだけど、経営戦略としてはどうだったんだろう。明星食品は単体で見ればまったく魅力を感じないけど、流通経路が似ているので、流通の効率化と同時に商品の選別を進めることができれば、ネックの販管費が削減できていいのかも。供給シェアも増えるから競争圧力が減り、価格交渉力も強まって販売価格の低下にも歯止めがかかったりして。
・・う~ん、分からない。
でも、「分からない」で終わってしまっては、バフェットのような「企業価値に基づく投資」はできないんだろうな。
頑張ってもっと勉強しなくっちゃ。
後でじっくり、読みたいと思います。レバレッジ君私が子ども手当を支持しない2つの理由お邪魔します。
思うに子ども手当の根底にあるのは「子供達のためだから」という「主観的な善意の絶対化」ではないでしょうか。それは「女性のため」という「選択的夫婦ブロガー(志望)私が子ども手当を支持しない2つの理由私も子供手当は反対です。理由は、今は景気回復に全力を尽くすべきだから
です。子供手当の経済波及効果は極めて低いです。福祉をやってる場合か?
今がどんな時期なのかこなつホテル・ルワンダ>あつまろさん
コメントありがとうございます。
フツ族とツチ族って、統治しやすいようにベルギーが体型や鼻の高さなどを基準に無理矢理2つに分けただけで、実際に空色ホテル・ルワンダホテルルワンダ、私も印象に残っている映画です。
ツチ族とフツ族は以前から小競り合いはあったと思いますが、
旧宗主国のベルギーがツチ族を優遇したことで、憎悪がわきあつまろ