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家族名義の証券口座(2)

以前書いた「家族名義の証券口座」の続きです。
前回の記事では、楽天証券で海外ETFの取扱が始まり、かつ、同証券では未成年口座が開設できないことから、
自分名義の口座・・・普通株投資
妻名義の口座・・・国内・海外ETF
子供名義の口座・・・国内ETF

で運用することとしたと書きました。

しかし、その後、イー・トレード証券でも海外ETFの取扱が始まり、しかも、同証券では未成年口座が開設できることから、楽天証券の口座の利用を取りやめ、イー・トレード証券に家族全員の証券口座を開設し、それぞれの口座で普通株、国内・海外ETFに投資することとしました。
なお、自分名義の口座ではいままで、普通株投資が専門でしたが、7月から「超」多忙な部署に配置換えとなったため、ETFにも投資することにしました。十分に分析できない銘柄に投資するのは怖いですからね。

ところで、実は、前回の記事を書いてから、国内・海外ETFともまったく購入していません。投資資金は銀行口座にプールされたままなので、楽天証券の口座は、結局、一度も利用することなくお蔵入りとなりそうです・・

ちなみに、国内ETFを買いそびれたのは、ちょっと欲張りすぎたからかもしれませんが、海外ETFを購入していないのは、為替相場と海外株式市場の市況が主な原因です。まあ、その辺の話はこの記事の内容と関係ないので、またの機会に。
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[ 2007/06/28 23:42 ] 投資全般 | TB(0) | CM(1)

メアリー・バフェット、デービッド・クラーク「億万長者を目指す バフェットの銘柄選択術」

億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術億万長者をめざすバフェットの銘柄選択術
メアリー バフェット デビッド クラーク Mary Buffett

日本経済新聞社 2002-05
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有名個人投資家の中にも本書を薦める人が少なくないんだけど、私はこの本、好きじゃない。

本書はおおむね、前半(基礎編)が定性分析、後半(応用編)が定量分析となっていて、応用編の終わりには、御丁寧に「バフェット流投資のためのワークシート」として投資判断に必要な13のチェック項目がリストアップされていて、「自然とバフェットの思考プロセスを追っていけるように」(本書P187)なっている。
そして、13のチェック項目は、次のようになっている。

〔パート1〕企業分析
(1)その企業は消費者独占力を持っているか
(2)その企業の事業内容を理解しているか
(3)その企業の製品・サービスは20年後も陳腐化していないか
(4)その企業はコングロマリットか
(5)その企業のEPSは安定成長しているか
(6)その企業は安定的に高いROEをあげているか
(7)その企業は強固な財務基盤を有しているか
(8)その企業は自社株買戻しに積極的か
(9)その企業の製品・サービス価格の上昇はインフレ率を上回っているか

〔パート2〕株価分析
(10)その企業の株価は、相場全体の下落や景気後退、一時的な経営問題などのために下落しているか
(11)株式の益利回りと利益の予想成長率を計算し、国債利回りと比較せよ
(12)株式を疑似債券と考え、期待収益率を計算せよ
(13)過去のEPS成長率をもとに計算する手法で、期待収益率を計算せよ


正直に言って、私にはこれがバフェットの思考プロセスだとは信じられない。なかでも一番気に入らないのは、(5)と(13)。EPSを重視して投資判断をしろというアドバイスをする輩に、バフェットの名をかたる資格はないと思うんだけど・・

本書は、内容が間違っているとは言わないけど、これを「バフェットの銘柄選択術」と銘打つのはどうかと思う。本書を読んだだけでは、第一のチェック項目である「消費者独占力」とは何かさえ満足に理解できないだろうし、パート2の株価分析については、ファイナンスの入門書に書いてあるような話で、書いてあることは間違いではないけど、バフェットの思考プロセスとは関係ないと思う。そもそも、バフェットは、普通株投資の場合、投資先の企業の稼ぐキャッシュをリターンだと考えているのであって、将来値上がりしたら売却して儲けようなんて思っていないと思うんだけど・・(裁定取引はこの限りでないけど、バフェットも裁定取引のときは「消費者独占力」とか「強固な財務基盤」なんて考慮していないだろうし)。

言葉は悪いけど、なるべく苦労をせずに手っ取り早くバフェットのように儲けたい個人投資家向けに書かれた、バフェットの投資手法の上っ面をなぞっただけの本だと思う。
本書の内容自体は間違っていないけど、本書を読んだところでバフェットの投資手法を学ぶことはできない。本署を読むくらいなら、訳者の井手正介先生が執筆している「ビジネスゼミナール 証券分析入門」の方が断然お薦め。非常に分かりやすいので、財務分析の基礎からしっかり勉強できる。本書で紹介されているバフェットによるマクドナルドの投資事例なども紹介されている。
また、やっぱりバフェットの投資手法を勉強したいなら、難しいけどローレンス・A・カニンガム「バフェットからの手紙」を読むべき。私はまだ本書を読みこなせていないけど、本書が理解できない限りバフェットは理解できないと思う。もう少し読みやすい本としては、ロバート・G・ハグストローム「株で富を築くバフェットの法則」がお薦めかな。

まあ、200ページ強の書籍を1冊読んだくらいで真似できるなら、株式市場はいまごろバフェットだらけになっているはず。結局、基礎からしっかり勉強するか、最大のコストパフォーマンスを誇るインデックス投資に徹するかのどちらかしかないと思う。株式投資は、素人が楽して儲けられるほど甘くはないってことかな(自戒を込めてね)。
[ 2007/06/24 20:14 ] 読書感想文 | TB(0) | CM(4)

コリン・ブルース「まただまされたな、ワトスン君」

まただまされたな、ワトスン君!まただまされたな、ワトスン君!
コリン ブルース Colin Bruce 布施 由紀子

角川書店 2002-06
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本書は、英国の物理学者が数学をテーマに書いたもので、確率・統計を中心に12のテーマが紹介されています。
・・・・と書くと、読んでみたいと思う人はごく限られてしまうと思いますが、ご安心あれ。本書は、名探偵ホームズと助手のワトスンが数学を用いて難解な(?)事件を解決していくミステリーの体裁を採っています。そして、本書の著者は、物語の中でホームズに語らせているように「書物に数式を載せると売上が半分に落ちる」ことを心得ていて、難解な数式や複雑なグラフの類は一切登場しません。

例えば、発症率が1%の病気について、精度が約90%の検査薬で任意の1万人を検査した場合、「陽性」と判定された人が実際にその病気に罹患している可能性は何%だと思いますか?
ここで種明かしはしませんが、もちろん正解は「90%」ではありません。

前述の設問は、ある殺人事件の容疑者が有罪か無罪かを考える上で、決定的な要素となっています。また、本書では、確率を利用した詐欺の手口が紹介されていたり、統計の知識を用いてイカサマを見破ったりしています。

全編においてこんな調子ですので、私のように数学が苦手の人間でも、推理小説を読むような感覚で読みすすめることができ、知らず知らずのうちに数学的な考え方が理解できるようになっています。

本書は教科書ではありませんから、本書を読んだからといって、数学の基礎知識は習得できません。
しかし、本書の興味深いところは、単に確率や統計の重要性や有効性を訴えるのではなく、確率や統計の知識は正しい文脈で用いてこそ意味があると主張しているところです。そして、本書を読むことにより、確率や統計について、いかに誤った思い込みを抱いていたか、また、その思い込みがいかに危険かに気付くことができます。もっと言えば、本書の最大の効用は、本署を読むことにより、「数学って意外と面白いんじゃないか?」「数学をもっと勉強する必要があるんじゃないか」と思うようになることだと思います。

株式投資において、確率や統計の知識は欠かせません。私のように数学が大の苦手という方は、まずは本書から始めてみてはいかがでしょうか。きっと、「数学をもう一度勉強してみようかな」という気持ちになること請け合いです。

[ 2007/06/18 21:05 ] 読書感想文 | TB(0) | CM(0)

バイオエタノールの問題点

以前、その名もずばり「バイオエタノール」という記事を書いたことがありますが、最近、一部の食料品の値上げ等をきっかけに、バイオエタノールのマイナスの側面にも注目が集まっているように思います。私が無料の英語教材として聴いているVoice of AmericaのSpecial Englishでも、米国のバイオエタノール政策を批判的に取り上げていました。

〔記事の概要〕
○今年のトウモロコシの予想作付面積は3,600万ヘクタール。これは、昨年より15%多く、1945年以降で最大。
○予想収穫量は1,300万ブシェルで、このうち300万ブシェルがバイオエタノール向け(ブシェルは容積の単位で、米国では2150.42立方インチ=35.238リットル。)。
○トウモロコシの価格は、昨年、1ブシェル当たり2米ドルから4米ドルに上昇。
○バイオエタノールの精製に要するエネルギーは、バイオエタノールの供給するエネルギーより大きい。また、バイオエタノールの供給するエネルギーはガソリンより小さい。
○ブラジルがサトウキビから精製しているエタノール等、他の植物由来のバイオエタノールはトウモロコシ由来のそれより効率がよい。しかし、輸入バイオエタノールは課税される一方、国内のバイオエタノール産業は政府から助成金を受けている。
○トウモロコシ栽培の増加は、大地に悪影響を与える影響がある。農家は通常、トウモロコシと大豆を一年おきに栽培するが、今年の大豆の栽培量は去年より11%の減少が見込まれている。
○トウモロコシは、他の穀物と比較して化学肥料を多く使用するので、農場周辺の水質汚染リスクが高い。
○米国は世界の約4割のトウモロコシを栽培し、トウモロコシの輸出量の半分以上は米国産である。
○米国のエコノミストは最近、バイオエタノールの状況は、食料システムを通じて大きな影響を与えていると語っている。
○近い将来、米国のトウモロコシの約半分は、バイオエタノール向けとなる可能性がある。


米国でのトウモロコシ価格の上昇は、食料品の多くを輸入に頼っている日本人にとっても他人事ではありません。トウモロコシは鶏や豚の飼料として使われるので、トウモロコシ価格が上がれば卵や鶏肉、豚肉の価格も上がります。また、上記でも触れたように、トウモロコシの需要拡大につれて大豆の栽培量が減少していますので、醤油や豆腐、納豆などおなじみの食品の値上がりも予想されます。

最近聞いた話では、車一台の燃料タンクを満タンにするのに必要なトウモロコシの量は、人間が食べる量に換算すると数十食分とか数百食分に匹敵するそうです(正確なところは覚えていません・・)。我々の食いぶちを減らして自分の燃料にするって、やっぱりどう考えてもヘンですよね。現在のペースでバイオエタノール需要が増えていくと、食料価格が高騰して発展途上国の政情不安を招くという予想もあるようですが、メキシコの例からも明らかなように、あながち的外れな議論とも思えません。

「食料安全保障」という言葉がありますが、日本ももう少し長期的な観点から食糧政策を考える必要があるかもしれませんね。

[ 2007/06/12 21:03 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(11)

資産運用についてのシンプルなアドバイスと、「ファイナンシャル・リテラシー」

先日の記事「確定拠出年金についてのシンプルなアドバイス」の続きです。
確定拠出年金以外で弟にしたアドバイスは、次のとおり。

○本業を頑張ること
○給与の最低1割を貯蓄・投資に振り向けること
○とりあえず100万円を貯金し、常に確保しておくこと
○ローンを組む必要のある買い物はしないこと
○生命保険に加入する必要はないこと
○医療保険に加入する必要はないが、不安なら短期の掛捨てにすること

参考図書としては、以前、「金持ち父さん 貧乏父さん」を薦めたものの反応が今ひとつだったので、「バビロンの大富豪」を薦めておきました。金持ち父さんの方が内容がアップデートされているものの、基本的なところは一緒ですからね。

上記の6項目を実践し、参考図書を読んでおけば、投資の勉強をしなくても特に不都合はないだろうと思います。

弟へのアドバイスは以上ですが、ちょっと物足りないので続きを。
最近、「ファイナンシャル・リテラシー」という目に(耳に)する機会が増えました。新聞等に登場する機会が増えたほか、「投資教育」を謳う人々がその必要性を訴えてセミナーを開催したり、書籍を出版したりしています。
しかし、そもそも、「ファイナンシャル・リテラシー」は、言葉だけが先行していて、ファイナンシャル・リテラシーとは何かという肝心なところは人によって意見が違うんですよね。
個人的には、最低限、
○貨幣の価値はインフレに比例して毀損していくこと
○金利には複利効果があること
○複式簿記の概念を理解すること
の3点を理解しておけば大丈夫だと思います。

インフレについては経済学の入門書、金利の複利効果(と現在価値の割引計算)についてはファイナンスの入門書、複式簿記については会計学の入門書が参考になります。
ちなみに、投資・資産運用は経済学の一分野なので、投資・資産運用に関する本を読むなら、やはり先に経済学の入門書を読むことをお薦めします(なお、細かい話をすると、インフレはマクロ経済学、投資はミクロ経済学です)。
[ 2007/06/09 21:43 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(2)

確定拠出年金についてのシンプルなアドバイス

久しぶりの更新です。
気付いたら累計アクセスが10万件を超えました!
誰か祝ってください(笑)

さて、先日、今年の春に就職した弟から、確定拠出年金をどうしたらよいかと相談されました。弟は、投資についての知識がなく、特に勉強するつもりもないそうなので、
○当面は日本株式のパッシブ投信に1万円、外国株式のパッシブ投信に3.6万円
とアドバイスしておきました(弟の会社では、最大拠出額が月額4.6万円)。

元本確保型商品はもちろん、債券投資信託も投資比率は0。弟が持っていたパンフレットには、株式だけで構成するポートフォリオは載っていませんでしたが、一般的な分類に従えば超積極的なポートフォリオかなと思います。

もちろん、このようなポートフォリオを薦めたのは、きちんとした理由があります。

確定拠出年金は、原則として60歳まで解約できませんから、今年就職した弟の場合、35年を超える長期運用となります。
このような長期の資産運用で真っ先に考慮すべきは「インフレに負けないこと」ですから、インフレに負けることがほぼ運命づけられている元本確保型商品は、ポートフォリオに組み入れるべきではありません。

また、一般的には、株式の価格と債券の価格はおおむねトレードオフの関係にあるので、ポートフォリオには両方を組み入れる必要があると思います。しかし、確定拠出年金は、原則として中途解約できませんので、少なくとも運用の初期の段階では、ポートフォリオの安定性よりも長期的なリターンの高さが優先されるべきと思います。これが、債券投資信託をポートフォリオから外した理由です。

ところで、弟が言うには、会社のセミナーで、過大な負担とならないよう、毎月の給与に見合った拠出額とするようにという趣旨の説明を受けたそうです。私としては、確定拠出年金の拠出はすべて会社負担なので、できるだけたくさん拠出した方がお得ではないかと思っているのですが、そうすることのデメリットが何かあるのでしょうか?
どなたか御存知の方がいたら教えてください・・

ちなみに、私の職場は確定給付年金なので、確定拠出年金の資料を見たのはこれが初めて。私の目から見ると、投資対象がやや限定されるものの、税制上の優遇はあるし、パッシブ運用の投資信託は市販のものと比較して信託報酬が格安だし、羨ましい限りです。


〔参考〕
・rennyの備忘録「確定拠出年金の『罠』」
運用アドバイスについては触れられていませんが、年金資産に課税される「特別法人税」の存在が紹介されています。

[ 2007/06/07 22:58 ] 投資全般 | TB(0) | CM(5)






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