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ROIC その2

以前、こんな記事を書いたけど、その後考えを改めた。去年の山口さんのセミナーを受けてから、「負債」「資本」という区別より「運転資本」「投下資本」という区別の方が分かりやすいなと思うようになったので、現在はもっぱらROICを使っている。もちろんROEも見ているけど、私は昔から無借金企業が好きなので、ROICとROEにほとんど差がなかったりする。まあ、業種によって違うけど。

ちなみに、私の場合
ROIC = NOPLAT/投下資本
で計算している。

で、今は新たな悩みを抱えている。
私は、
「運転資本」=「現金預金」+「売掛金」―「買掛金」
「投下資本」=「純資産」+「有利子負債」
で計算しているんだけど、未払金とか退職給付引当金とか、買掛金でも有利子負債でもないものってどういう取扱にしたらいいんだろう?
いまは「えいやっ!」で臨機応変に振り分けているんだけど、詳しい人がいたら教えてください(セミナーのときに聞いてくれば良かった・・)。

それにしても、自分のブログの昔の記事を読むのは恥ずかしい・・
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[ 2007/04/29 23:12 ] 投資全般 財務指標 | TB(0) | CM(4)

バイオエタノール


地球温暖化対策の有効な手段として脚光を浴びる、バイオエタノール。個人的には、ブッシュ政権が地球温暖化対策の一環としてバイオエタノールの利用推進を打ち出したことを一歩前進と評価しながらも、一方では、食物を燃料として利用するという発想に抵抗があった。

そんななか、先日、The Economistで、バイオエタノールに関する記事が掲載されていた。

記事によると、バイオエタノールの原料は、トウモロコシ、サトウキビ、セルロースの3種類。ブッシュ政権が力を入れているトウモロコシは、この3種類の中でもっとも効率が悪いということで、記事では「粗悪品」として酷評されていた。
記事のお薦めはセルロース。3種類の中でもっとも効率がよい上、セルロースはすべての植物に含まれているので、わざわざ食物を原料とする必要がなく、廃木や堆肥、生ゴミなどから精製することができるということ。しかし、精製に使用する酵素が割高という欠点があり、現在も研究が続けられているんだって。

また、記事では、食物(主にトウモロコシ)を原料とすることの問題点も指摘されていた。トウモロコシをバイオエタノールの原料とすると、食用のトウモロコシが減って値上がりするというのは分かっていたけど、トウモロコシをエサとする食肉も値上がりしたり、これまでトウモロコシを作っていなかった農家が転向することで、他の穀物も値上がりするということまでは頭が回らなかった。
記事によると、大豆は既に値上がりしているらしい。また、記事では触れられていなかったけど、最近のオレンジジュース等の値上げは、ブラジルの果樹農家がサトウキビに転向したため果樹の供給量が減ったせいもあるみたいだし・・

記事を読んで、頭の中のもやもやが晴れた感じ。やっぱり、食物由来のバイオエタノールって、一般に言われているほど素晴らしいものではないんだね。記事では触れられていなかったけど、セルロース由来のバイオエタノールについては日本でも研究が進められているそうなので、そっちが早く実用化されることを期待したい。
[ 2007/04/28 19:14 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(5)

親子で楽しむ500円オルガンコンサート

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子供は大切な宝物だけど、行動が制約されるのは確か。
リュックを背負って出掛ける海外旅行は当分無理だし、妻と映画や食事に行くのも一苦労。先日、家族3人で国立新美術館の「異邦人たちのパリ」展に出掛けたときも、途中で子供が泣き出してしまい途中退出する羽目に・・

そんな訳で、若いパパ・ママにとって、子供連れで出掛けられるイベントは貴重。
今日は地元・所沢で子供向けのコンサートがあったので、GWを1日前倒しして家族3人で出掛けてきました。
このコンサートは、名前のとおり、入場料金は500円。座席は自由で、当日会場で500円払えば誰でも入場できます。演奏時間は45分。パイプオルガンの独奏で(途中、フルートとの二重奏もありました)、オーケストラではありません。

未就学児童も入場できるということで、会場は若いお母さんと赤ちゃんで溢れていました。若いお父さんは私の他に数人しか見掛けませんでしたが・・
まあ平日ですからね。
会場はやはり、あちらこちらで奇声が聞こえるので静かとは言えませんが、その代わり、自分の子供が多少わめいても誰も眉をひそめたりしないので(当たり前か)、気兼ねが不要でとても気がラク。
それに、いくら子供が賑やかとはいえ、楽器の音色は十分聞こえます。うちの娘は、普段Good CharlotteやFranz Ferdinandを聞いて(聞かされて)いるせいか、いつもと趣の違うクラシックは新鮮だったようで、割と御機嫌でした。
45分という時間は、最初は「ちょっと短いかな」と思いましたが、それぐらいが子供がじっとしていられる我慢の限界のようで、ちょうど良かったです。

このコンサートは定期的に開かれているようで、次回は6月8日(金)。遠路はるばる足を運ぶほどのものではありませんが、埼玉県所沢市周辺在住の方は、気分転換に足を運んでみてはどうでしょうか。すぐ隣が航空公園なので、天気が良ければ、コンサートの後に芝生でランチ、というのも可能です。
実際、我が家は今日はそうやってのんびり過ごしましたし♪

注:500円コンサートは午前と午後の2回開催されますが、未就学児童が参加できるのは午前の部だけのようです。詳しくは御自身で御確認ください。

〔参考〕
○所沢市民文化センター MUSE(ミューズ)
○所沢航空記念公園

     
[ 2007/04/27 23:00 ] 雑記 | TB(0) | CM(2)

バージニア工科大学の事件とアメリカ合衆国憲法修正第2条

バージニア工科大学の事件はいろんな意味で衝撃的だった。
驚きの一つは、こんな事件があっても、米国から銃規制の声が聞こえてこないこと。あちらでは既に大統領選が走り始めているから、素人考えでは、一人くらい「銃規制をもっと強化しよう」という候補者がいてもいいと思うんだけど、そういう話は聞いたことがない。有権者には受けないのか、それともNRA(全米ライフル協会)の政治的影響力の強さの表れなのか・・

The Economist Apr 19th 2007号によると、米民主党は、銃規制強化を支持したことを2000年大統領選の敗因の一つと考えているそう。何でも、米国の中西部は銃に寛容な地域で、もしアルゴアがこの地域を抑えていたら大統領選に勝てたからなんだそうだ。たしかに、あの辺はカウボーイと西部劇の地域だもんなあ・・
また、同誌によると、全米で銃を所持している世帯の割合は、1970年代後半には50%を超えていたが、現在は全世帯の1/3程度まで減少したらしい。また、銃規制の必要性を感じている市民は多いが、銃所持の禁止を支持する市民はほとんどいないらしい。

同誌でも紹介されていたけど、個人的に気になっているのは、ワシントンD.C.の高等裁判所が先月、ワシントンD.Cの銃規制は合衆国憲法第2条を侵害していると判示したというニュース。
実際に条文を読んでみると、(条文自体の適否はともかく)上記のような解釈は成り立ち得る。でも、こういう理屈が成り立つなら、学校等への銃の持込み禁止も合衆国憲法違反となる余地がある気がする。
個人的には、銃所持を禁止するか、もっと規制を厳しくする必要があると思うけど(米国では、400ドルでカラシニコフを買うこともできるらしい)、それが適わないなら、学校等への銃の持込みも仕方ないかなと思う。こういう事件が頻発している以上、学校が学生の安全を保障しきれないのは明白だからね。
そういう社会は狂っていると思うけど・・

まあ、一つだけ確かなことは、私は絶対に武器産業には投資しないってことかな。武器商人のパーシャル・オーナーになるなんて、考えただけで気分が悪い。尊敬できないビジネスには投資しないっていうのは私の譲れない一線かも。

【憲法修正第二条】
〔原文〕
No soldier shall, in time of peace be quartered in any house, without the consent of the owner, nor in time of war, but in a manner to be prescribed by law.

〔邦訳:在日米国大使館HPより〕
規律ある民兵は、自由な国家の安全にとって必要であるから、人民が武器を保有しまた携帯する権利は、これを侵してはならない。

[ 2007/04/21 09:40 ] 時事ネタ | TB(0) | CM(0)

ジョージ・S・クレイソン「バビロンの大富豪」

相互リンク先のまろさんが、資産運用の初心者にお薦めの1冊についてアンケートを採っています。私が推薦する投資本は、このブログでも「私の『投資のバイブル』」として紹介(宣伝?)しているロバート・キヨサキの「金持ち父さん」シリーズです(以前書いた記事はこちら)。でも、著者の強烈な個性が前面に出ているせいか、この本は好き嫌いが分かれる上、著者の主張が曲解されがちです。
そこで、「金持ち父さん」を受け付けないという方には、ジョージ・S・クレインの「バビロンの大富豪」をお薦めします。

バビロンの大富豪―「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのかバビロンの大富豪―「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
ジョージ・S. クレイソン George S. Clason 大島 豊

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本書は、1926年にパンフレットとして発行されて以来、米国で長く親しまれている「金持ち本」です。もう80年以上昔の本と言うことになりますが、その内容は現代でも十分傾聴に値するものです。

本書のエッセンスは次の一文で表せます。
 収入の十分の一以上を堅実な投資に回せば資産家になれる

たったこれだけ。
本書では、古代都市バビロンを舞台に、上記のエッセンスをさまざまな寓話の形で紹介しています。メインとなるのは、「アルカド」という青年が老大富豪の教えに従ってバビロン一の大富豪になるまでの話と、借金で「奴隷」となった「ダバシア」という青年がバビロンの知恵(収支のコントロール)によって「自由」となるまでの話です。

・・「金持ち父さん」シリーズを読んだ方は、ピンと来ますよね。本書ではこれ以外にも、「まず自分に支払う」「お金を働かせる」「収入の流れこそが財産(=キャッシュフローが大切)」など、「金持ち父さん」を彷彿とさせるフレーズが詰まっています。ロバート・キヨサキ、・・もとい、彼に投資の知恵を授けた「金持ち父さん」が本書の影響を強く受けていることは読めば分かります(笑)。
「金持ち父さん」との差異は、「金持ち父さん」で書かれている「お金の本質」が説明されていないことと、「金持ち父さん」では「負債」とされている「持ち家」が「資産」とされている点くらいかもしれません。
まあ、これはロバート・キヨサキ、もとい「金持ち父さん」がパクったというより、本書や「金持ち父さん」に書かれている内容が資産を築くための普遍的な真実だと考えるのが正解だと思います。

ところで、私は先ほど、本書のエッセンスを上記のように書きましたが、あれはあくまでお金の管理についてです。本書を通じた著者の思想は、
・富を築くには明確な目的が必要であり、
・その目的に向かって自己の能力と技能を高め、よく学び、自尊心を持って行動すべきであり、
・幸福とは「労働の喜び」を知ることである
というものです。

資産運用というと、「なるべく多くお金を殖やすにはどうしたらよいか」ということに主眼が置かれがちです。もちろん、金融に関する勉強もすべきですが、個人的には、「お金の使い方(収支のコントロール)」や「仕事に対する姿勢」を先に学ぶべきだろうと思います。よほどリスクの大きな投資をしない限り、「どれだけうまく資産運用できるか」より、「どれだけ多くのお金を資産運用に回せるか」の方が、資産運用の成果に与える影響はよほど大きいと思いますから。

〔参考〕
PALCOMさんも以前、「あなたの投資本No.1は何ですか?」という記事を書いています。
[ 2007/04/19 21:01 ] 読書感想文 | TB(0) | CM(8)

シェアーズから「有価証券報告書の戦略的読解セミナー」DVDが発売されました。

シェアーズから、私も昨年末に受講した「有価証券報告書の戦略的読解法セミナー」のDVDが発売されました。

セミナーの感想は以前ブログに書いていますし(こちら)、有料DVDの内容をここで紹介することもできませんが、このセミナーを一言で表現すれば「将来を洞察するための有価証券報告書の読み解き方を学ぶ」、あるいは「有価証券報告書を用いた定性分析の仕方が学ぶ」セミナーです。

もちろん、このセミナーを一度見ただけで有価証券報告書の読解能力が劇的に向上するわけではありませんが(そもそも、中身が濃いので、きちんと復習しないと消化できません)、このセミナーを受ければ「有価証券報告書の見方が分からない」と悩むことはなくなくなります。

これから有価証券報告書を読んでみようという方はもちろん、投資の時は有価証券報告書に目を通してはいるけど、どうもうまく使いこなせないという方にお薦めです。特に後者の方は、「有価証券報告書からここまで分かるのか」とびっくりすること請け合いです。

シェアーズのサイトではDVDの視聴もできますので、興味のある方は一度御覧になってみてはどうでしょうか。



[ 2007/04/17 01:27 ] 投資全般 日本株 | TB(0) | CM(0)

買うのは企業、株ではない。

久しぶりに硬派(?)な投資の話を。
いわゆる「バリュー投資」とは何か。一言で答えろと言われれば、私の答えは「企業の『財産』『利益』と価値とみなし、価値と株価の乖離に着目して収益を得ようとする投資」となります。当ブログのサブタイトル「価格はあなたが支払うもの。価値はあなたが手にするもの」というのは、このことを一言で表現したバフェットの言葉です。

でも、この言葉だけではバフェットの株式投資の特徴を理解できません。彼の株式投資を理解する一つの助けとなるのが「買うのは企業、株ではない。」という言葉です。

2つの言葉は同じことを言っていると考える人もいるでしょうが、私の理解はちょっと違います。バフェットは、単に企業の「利益」に着目しているだけではなく、「企業」そのものに投資しているのです。
もっと突っ込んで言えば、バフェットにとって株式投資で得られる収益とは、株式売却益でも配当でもなく、その企業が実際に稼ぐ利益です。バフェットはこうした概念を「ルックスルー利益」という言葉で表現していて、彼の考える利益は会計上の利益ではなく「株主利益」であると言っています(「株主利益」は現在のフリーキャッシュフローのようなもの。)。

一般的な「バリュー投資家」にとって、企業の利益は株価の割安性を判断する要素、あるいは理論株価を計算する要素に過ぎません。最終的には、投下資金と株価の差額を収益と考えるので、株価が上がったか下がったかで投資の成否を判断することになります。
これに対して、バフェットは、投資した会社の「株主利益」こそが株式投資の収益だと考えています。もちろん、本人に聞いたら「違う」と言われるかもしれませんが、こう考えるとバフェットの言動がすっきり理解できるようになります。

私は以前、株式投資をネガティブに評価するロバート・キヨサキがバフェットを高く評価しているのかまったく分かりませんでしたが、このように考えるようになって疑問が解けました。ロバート・キヨサキにとってバフェットは「株式投資家」ではなく、「事業投資家」なんだろうと思います。

私も「株主利益」を株式投資の収益と考えるようになり、投資スタイルの仕方がずいぶん変わりました。簡単に言うと、それまでは割安な企業の中から投資にふさわしい企業を探すというスタイルだったのが、投資にふさわしい少数の企業が割安になるのをひたすら待つというスタイルに変わりました。この辺の話はまたの機会に。
[ 2007/04/16 21:07 ] 投資全般 投資哲学 | TB(0) | CM(0)

セゾン・プラチナ・アメックス

最近気になっているクレジットカードがある。《セゾン》プラチナ・アメリカンエキスプレスカード。年会費は21,000円とアメックス・ゴールド(年会費27,300円)より安いものの、使い勝手は絶対にこちらの方が良いと思う。

気になっているのは、このカードに付帯しているコナミスポーツクラブの優待。全国のコナミスポーツクラブが優待価格で利用できます。調べてみたら、うちの近所のクラブだと1回1,470円。私は現在、毎月9,450円の会費を支払って別のスポーツクラブに通っているけど、頻度は平均して週1回、月4回くらい。
試しに計算してみたら、
現在のスポーツクラブ 月9,450円×12ヶ月 = 113,400円
コナミの優待 月5,880円(1,470円×4回)×12ヶ月+21,000円(カード年会費) = 91,560円
と、カード年会費を考慮しても、セゾン・プラチナ・アメックスの優待を使う方が21,840円もお得なことが判明。

また、私はMasterとJCBはセゾンの無料カードを使っている(VISAは持っていない)ので、セゾン・プラチナ・アメックスにすれば手持ちのクレジットカードの利用代金をすべて永久不滅ポイントに一本化できるのも嬉しい。我が家は、支出の絶対額は少ない方だと思うけど、支出のほとんどがカードなので、年間利用額はけっこうな金額になるから。

他の主な特典は、世界の主要国際空港のラウンジが無料で利用できるプライオリティ・パス、海外の高級ホテルで特典を受けられるスモール・ラクシャリー・ホテルズ、24時間365日使えるサービス・デスクなど。まあ、私はそんなに使わないと思うけど、あって困ることはないかな。あと、JALのマイルが貯めやすいセゾン・マイル・クラブも魅力的らしい。でも、私はJALには乗らない主義なので・・

そんな訳で、現在、取得を検討中。近所のコナミスポーツクラブを下見してみて、いま使っているところと同等以上なら取得することになると思う。上述したように、年会費はアメックス・ゴールド以下なので見栄は張れないと思うけど、費用対効果を重視するなら絶対お薦め。
残された悩みは、アメックス・グリーンをどうするか。セゾンの方より優れている点として思い付くのは海外での緊急時翌日再発行くらいなので、合理的に考えれば解約という結論になるんだけど、学生時代から長年連れ添った(?)百人隊長と別れるのは寂しい・・



[ 2007/04/14 22:44 ] 雑記 | TB(1) | CM(7)

ファイナンシャルアカデミー 投資フェスティバル2007

最近セミナーの話題続きです。
昨日、ネットサーフィンをしていたら、こんなセミナーを見つけました。

「ファイナンシャルアカデミー 投資フェスティバル2007」
日時 平成19年5月27日(日) 10:30~18:00
場所 昭和女子大学人見記念講堂(三軒茶屋)
料金 無料!
プログラム
第1部 11:00-12:00 山田真哉氏(「さおだけ屋はなぜ潰れないのかのか」)
第2部 13:00-14:00 木下晃伸氏(独立系投資アナリスト)
第3部 14:15-15:15 林和人氏(「香港大富豪のお金儲け 7つの鉄則」)
第4部 15:30-17:00 澤上篤人氏(さわかみ投信代表)
ミニ講演 17:15-18:00 束田光陽氏(ファイナンシャルアカデミー執行役員、不動産投資家)
司会 若林史江(笑)
〔ファイナンシャル・アカデミーHPから抜粋〕

初心者向けの内容だと思いますし、講師1人当たりの持ち時間も限られているのでディープな話が聞けるとは思いませんが、
・どの講師も話を聞いてみたい人ですし
・澤上篤人氏の話をナマで聞くことができる貴重な機会ですし
・何と言っても無料なので
さっそく申し込んじゃいました。

お暇な方はどうですか?
先着順なので、参加希望の方はお早めに。

でも、2000人規模のセミナーなんてかなりの費用がかかるはず。いったいどうやってコストを回収するつもりなんでしょうね。気になります・・
もし過去にこのセミナーに参加された経験のある方がいらっしゃったら、どんなもんなのか教えてもらえると嬉しいです。
[ 2007/04/11 20:50 ] 投資全般 | TB(0) | CM(0)

Intelligent-investorさんがシェアーズで開催したセミナーの御報告

昨日、先日ブログで紹介したintelligent-Investorさんのセミナーに参加してきました。最初に資料に目を通したときは、内容の濃さに「ひょっとして俺にはまだ早かったか?」という思いが頭を過ぎりましたが、講師の熱心かつ丁寧な説明のおかげで、なんとか最後までついていくことができました。
有料セミナーなので詳細は書けませんが、私の復習を兼ねてセミナーの概要と、セミナーの雰囲気等を紹介します。

セミナーの流れはおおむね以下のとおりでした。
(1)事前課題(粉飾決算があった決算短信から怪しい部分を探す)
(2)「創造的会計」のパターンと各パターンのケーススタディ
(3)注記の読解方法(税効果会計、退職給付会計等)
(4)定性分析の重要性
(5)まとめ

非常に盛りだくさんの3.5時間で、何が一番の収穫かは人それぞれと思いますが、私にとっての最大の収穫は、リース会計や税効果会計、退職給付会計の概要が学べたことでした。私のこれまでの注記の見方は、前期と今期で会計方針が変わっていないかとか、販管費の内訳は何かといったことが中心で、正直に言って、リース会計や税効果会計などは、会計の教科書を読んでもイマイチよく分からず、「どうせ俺には分からないから」ということでスルーしていました(笑)。
でも、今回のセミナーのおかげで、もうスルーことはなさそうです。いままで何時間も会計の教科書を読んでも分からなかったことがたった3.5時間のセミナーで概要が理解できたのですから、これだけで3万円の価値はあったと思っています。

もう一つの収穫は、定性分析の重要性の項目です。最近は監査法人でも定性分析を行っているというのはちょっとした驚きでしたが、中でも「プロフィット・ツリーを考えて先行指標は何かを考える」は、定性分析の手掛かりとなる数字は何なのだろうと考えていた私にとって「これだ!」と思えるものでした。
もちろん、今回のセミナーでは「プロフィット・ツリー」という概念が紹介されただけですので、そのまま実際の企業分析に用いることはできませんが、「この企業のプロフィット・ツリーは何か」「その先行指標は入手可能か」を考えるクセをつけることで企業のビジネスに対する理解が深まることは間違いないと思います。

書いているときりがないので、セミナーの概要はこの辺で。

それにしても、昨年末の山口さんのセミナーと、今回のintelligent-investorさんのセミナーを受講して、有価証券報告書からこれだけ多くの情報が得られると知って正直驚いています。私としては、これまでも有価証券報告書を読んでいた「つもり」であっただけに驚きもひとしおで、今から振り返ると「いったいどこに目をつけて読んでいたんだろう」と思ってしまいます(笑)
でも、昨年末の山口さんのセミナー受講後、セミナー資料を教科書に有価証券報告書の読解を続けています。平均して1社3時間くらいかかっているんですが、これに今回のセミナー資料も教科書として加えると、一体何時間かかるのか、ちょっと気が滅入るかも・・

おっと。それくらいで音を上げていてはいつまでもバフェットには近づけない。もっと頑張って勉強しよう。

ところで、今回のセミナーでもう一つ驚いたのは、受講者の濃さ(?)です。私は前回に引き続き、厚かましくも最前列の中央という絶好の位置をキープしましたが、隣に座っていた男性は、なんとPartial Ownerを運営されている有名な個人投資家の角山智さん。他にも、バリュー株投資の著作もある早川圭さんや、ブログ「0から始める投資」のこーめーさんが参加されていました。私はどなたの顔も存じ上げなかったのですが、打ち上げのときにお話しすることができました。うーん、ラッキー。
でも、一番会えて嬉しかったのはやはりIntelligent-Investorさんです。相互リンクさせていただいている方に実際にお会いしたのはこれが初めてでしたし(ちなみに、Intelligent-Invvestorはブログのタイトルで、正しくはcpainvestorさんです)。Intelligent-Investorさんは、ブログで受けるクールな印象と違ってアツい方でした。

それにしても、Intelligent-Investorさんもシェアーズ代表の山口さんも、私と同世代。自分と比較するとお二人とも素晴らしく優秀で、(投資だけでなくいろいろな面で)もっと成長しなくてはと、刺激を受けるとともにちょっと焦りを感じてしまいました。

ちなみに、残念なのは、女性の出席者が少なかったこと。セミナー会場に着いたときはキレイな女性がたくさんいて「彼女たちも打上げに来るのかな?」とこっそり期待していたのですが、どうやら皆さん、隣の会議室の催しの出席者だったようです。しくしく・・・・

[ 2007/04/09 23:01 ] 投資全般 | TB(0) | CM(4)

従軍慰安婦は嘘つき?

従軍慰安婦問題が国際的な関心を集めています。先月のThe Economistでも、この問題が主要記事の一つとして取り上げられていました。

総理は「日本の取組が理解されていない」とか「首相としてお詫びしている」とか言っていますが、The Economistを読む限り、海外では、(評価はされていないものの)日本の取組は意外と知られているようです。
例えば、1993年に官房長官がお詫びの談話を発表したとか、アジア女性基金を作って従軍慰安婦として被害に遭われた女性に見舞金を支払っていることなどは知られています。
ただ、The Economistの記事では、官房長官談話は「国会の支持を得ていないもの」で、アジア女性基金は「民間団体の金銭支払いによるごまかし」と評価されていますが。
ちなみに、日本政府は先日、「直接的な強制はなかった」という安倍総理の発言を踏襲する答弁書を出しています。答弁書は閣議決定を経ますから、官房長官談話と質問趣意書に対する答弁書のどちらが政府見解なのかと問われたら、当然後者になります。

The Economistの記事を見る限り、問題に火を付けたのは安倍総理の「証拠はなかった」という部分のようです。ちょうどこの時期、米国議会の公聴会で従軍慰安婦の方が被害の内容を証言されたとのことで、「(聞く耳さえあれば)証拠はちゃんとある」「安倍総理の発言は、勇気を持って証言した従軍慰安婦を嘘つき呼ばわりしているのと同じ」ということになるそうです。まあ、第三者から見たらそういう評価になるんでしょうね。

ここは投資ブログなので従軍慰安婦問題に深入りするつもりはありませんが、拉致問題が降着している時期に、北朝鮮が度々持ち出す従軍慰安婦問題で不用意な発言をする安倍総理の類い希な政治センスには脱帽するばかり。せっかく国際的に拉致問題への関心が高まってきたところだったのに、「日本にも従軍慰安婦問題があるんだからお互い様だ」というふうに風向きに変わらなければいいんですけどね。

それにしても、「広義の強制はあったが狭義の強制はなかった」という安倍総理の発言は、意味が分かりません。例えは悪いですが、レイプはしたが脅迫しただけで殴ってはいないと言っている(しかも被害者は「殴られた」と言っている)のと同じレベルの話に聞こえるんですけど・・

都合の悪い話には耳を塞ぎ、重箱の隅をつつくような議論を蒸し返すのが安倍総理の言う「美しい国」なんでしょうか。
さっぱり分からないので、しばらく「美しい国づくり」カテゴリを作り、安倍総理の言う「美しい国づくり」を私なりに考えてみたいと思います。
う~ん、美しい。
[ 2007/04/08 01:13 ] 雑記 | TB(0) | CM(7)

森生明「MBAバリュエーション」

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山口揚平著「なぜか日本人が知らなかった 新しい株の本」の巻末にお薦めとして挙げられていたので読んでみました。

本書は、「『企業価値』とは何か」「『企業価値』はどうやって決まるのか」を平易に解説したファイナンスの入門書です。ファイナンスの本というと大学教授が書いた理屈と数式の並ぶ退屈な本を連想しがちですが、本書は、著者が実際に外資系金融機関等でM&A業務に携わっていたということで、理屈に流れることなく実践的な内容となっています。

本書は、「基礎編」と「応用編」の二部構成となっています。
「基礎編」では、CF、割引率・期待収益率、DCF、CAPM、β、EBITDAなどのファイナンスの基礎知識がとても分かりやすく説明されており、「応用編」では、「基礎編」で学んだファイナンスの知識を踏まえて、どのようにして企業価値を算定するのかが具体例を交えて分かりやすく説明されています。また、索引がしっかりしているほか、巻末にはファイナンス用語集も収録されており、非常に使い勝手がよいです。
株式投資に企業価値評価のアプローチを採り入れたい方は必携の書です。

著者は本書を通じて、企業価値は
PV = C/(r-g)
というDCF法の基本式で算定されると説明しており、企業業績や金利が株価に与える影響も、この基本式と絡めて明快に説明されています。

しかし、私が普段の投資で実感していますが、上記の算定式はCやr、gをどう置くかで算定される企業価値が大きく違ってしまうため、投資家の主観に影響を受けやすいという欠点があります。

この点は本書でも指摘されていて、著者は、DCF法だけでなく、類似会社や類似取引との比較等、多面的な検討によって企業価値を算定することを薦めています(何を基準に「類似」と判断すべきかについても検討されています)。また、著者は、M&Aを行う動機や立場等によって、「適正」な企業価値が異なり得ることも説明されています。

本書を読んで思ったのは、企業価値は、数学的な計算によって正解が導かれる類のものではなく、ファイナンスは、学問の世界はともかくM&Aの現場では、妥当と考えられる金額を検討したり議論するためのツールに過ぎないのではないかということです。その意味で、著者がファイナンスを「道具」「共通言語」と表現しているのは、「まさに言い得て妙だな」と思います。

私が本書で一番印象に残っているのは、その名もずばり「米国投資銀行の現場は算式よりアートな世界」というコラムです。担当物件のリスクプレミアムがアナリストの「相場観」で決まったという著者が経験したエピソードが紹介されているんですが、結局最後はそこに行き着くのかと、妙な共感(?)を覚えました。

やっぱり、投資はアートなんですね。


〔参考〕
本書の書評が掲載されているブログです。
・金融日記
The企業年金BLOG
[ 2007/04/06 22:11 ] 読書感想文 | TB(2) | CM(2)

2900 明星食品 H18.9月期

即席麺メーカー3社目。これで最後です。

〔業績推移〕
売上、総資産、EPS、BPSは過去5年でほぼ横ばい。
従業員は1割減。
経常利益は1.7倍になっているが、営業CFは減少。

〔事業の概要〕
即席麺メーカー。主力商品は「チャルメラ」「一平ちゃん」。
主な事業の売上、営業利益、営業利益率は次のとおり。
・即席麺 67,336 1,073 1.6%
・外食  10,781   87 0.8
・賃貸   1,272  517 40.6

〔取引先への依存度〕
最大の販売先は菱食(26.6%)。
販売先が上位10社に集中(国分、加藤産業、三井物産等)。

〔課題とリスク〕
・小売業における低価格競争による販売価格の低下、販管費の増加。即席麵事業を中心とした「収益基盤の強化」と「選択と集中」。
→重点商品や重点得意先の選定、生産拠点の統廃合を実施。
・販売先が上位10社に集中しているのは、与信管理の省力化と信用リスクの軽減が目的(ちなみに、日清食品の有報にも同じ理由が記載されていた)。この点がリスクの1つとして挙げられている。

〔財務分析〕
myojosyokuhin



〔投資〕
・研究開発 5.9億円(「スーパーノンフライ製法」の応用展開、商品開発)
・設備投資 24億円(神戸工場用地11億円、製造設備更新13億円)
・広告宣伝 どこに含まれているのか不明。

〔株主還元〕
・配当に関する数値目標なし。
・自社株買いなし。

〔まとめ〕
当事会社も認識しているが、販管比率が49.9%(393億円)と高い。
販管費のうち187億円が拡販費で、上記の研究開発費や設備投資のほか、材料費(210億円)等と比較しても高過ぎると思う。
ちなみに、スティール・パートナーズは有報作成時点で23%を保有。

結局、日清食品がこの会社を買収することになったんだけど、経営戦略としてはどうだったんだろう。明星食品は単体で見ればまったく魅力を感じないけど、流通経路が似ているので、流通の効率化と同時に商品の選別を進めることができれば、ネックの販管費が削減できていいのかも。供給シェアも増えるから競争圧力が減り、価格交渉力も強まって販売価格の低下にも歯止めがかかったりして。

・・う~ん、分からない。
でも、「分からない」で終わってしまっては、バフェットのような「企業価値に基づく投資」はできないんだろうな。
頑張ってもっと勉強しなくっちゃ。


[ 2007/04/04 19:29 ] 投資全般 有報分析 | TB(0) | CM(0)

2875 東洋水産 H18年3月期

今日はエイプリルフールでした。
みなさん、ナイスな嘘はつきましたか?

だいぶ間が空きましたが、先日の日清食品の続き。

〔事業の概要〕
東洋水産は、「マルちゃん」ブランドが有名な加工食品メーカー。
主力商品は「赤いきつね」「緑のたぬき」など「マルちゃん」ブランドのカップ麺(和風が強いそうです・・・・言われてみれば)。
ちなみに、元々は魚介類の水産加工品メーカーとして創業したそうです。

〔業績〕
過去5年間で売上高は横ばい、経常利益は微増。でも、当期利益は倍増しています。従業員は2割減。

セグメント別の売上高、営業利益、営業利益率(%)は以下のとおり。
魚介類 55,504 1,304 2.33
加工食品 234,619 17,190 7.33
冷蔵庫 14,501 693 4.78
その他 11,285 993 8.80

〔取引先への依存度〕
出荷の約23%が三井物産。その他の食品卸としては菱食、国分、生協、加藤産業と取引しているが、三井物産と比べれば依存度は1/3以下。

〔経営戦略、課題とリスク〕
・来期の経営目標は投機とほぼ同額の経常利益の達成。
・対処すべき課題としては、競争激化による販売価格の低下。そのため、チャンネル別・エリア別の商品提案を行うべく、研究開発と営業活動に注力とのこと。
・リスクとして、販売促進費の増加による収益の圧迫が挙げられている。

〔P/L、B/S、C/F〕
・税引前利益24,795に対して固定資産売却益が5,272(営業利益は19,935)。
 →経常利益が微増なのに当期利益が増えているのはこの辺が原因か。
・販管費97,838のうち広告宣伝費3,461、販倍速品費54,846。
・財務状態は比較的健全。有利子負債の返済も順調。

〔財務分析〕
toyosuisan


〔投資〕
研究開発・・・12.3億円。新商品の開発がメイン。
設備投資・・・10億円。生産拠点の集約化に伴う設備の新設・改修がメイン。なお、今後57.6億円の設備投資・除却計画があり、自己資金及び借入金で賄う予定。
宣伝広告費・・・34億円。

〔資本政策・配当政策〕
増資はない。自社株買いを実施しており、償却(一部)も行っている。
新株予約権なし。
配当性向等に関する数値目標なし。

〔役員・従業員〕
会長が大正15年生まれと高齢。ほかの役員はおおむね昭和20年前後の生まれ。社外監査役2名を除き全員がプロパー。
従業員は平均年齢が40.1歳、平均金属年収が16.3年、平均年収が616万円。労働組合なし。

〔雑感〕
研究開発への投資や生産拠点の集約化、有利子負債の削減など決めたことはきちんとやっている感じ。
しかし、業績推移がパッとしない。過去5年間で営業CFはほぼ横ばいだが、投資CFはマイナスが縮小して当年度はプラスに転じており、市場環境が厳しいと言っている割に投資が控えめ。キャッシュの使い道に困っているのか?
「経常利益は当年度と同程度」というポジティブとは言えない目標が設定されている程度で、経営戦略に数値目標もない。利益に占める特別利益の割合も少なくない。まあ、日清食品との比較で見ただけだけど、趣味に合わないので当面投資することはないだろうなあ・・
[ 2007/04/01 23:16 ] 投資全般 有報分析 | TB(0) | CM(1)






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