スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[ --/--/-- --:-- ] スポンサー広告 | TB(-) | CM(-)

バフェットとNTI(核脅威イニシアティブ)

「The economist」 (September 23rd-29th 2006号)に次のような記事が掲載されていました。

============================
民間の慈善団体であるNTI(核脅威イニシアティブ)は、ウォーレン・バフェットが寄付した5000万ドルを、IAEAが運用する核燃料銀行の設立のために提供した。これは、各国に対し、拡散しがちな核燃料製造技術の開発より、民生用の核燃料の購入を促すことを目的としている。
=============================

HPによると、NTIはNBC兵器の脅威を減らすことを目的として活動する団体で、バフェットはこの団体の役員となっています。
どの国でも核燃料を買えようにすれば、核技術を開発する必要(大義名分)はなくなります。事はそう簡単ではないと思いますが、理念は分かりますし、その理念のために自分たちで出資して活動するというのはすごいと思います。

バフェットに限らず、米国の富豪は寄付や慈善活動に積極的という印象を受けます。いくら稼ぐかは大切ですが、それをどう使うかはもっと大切。今年2月、任天堂の山内相談役が京都大学に70億円の寄付をして京大病院に新病棟を建設するという報道がありましたが、日本でもこうした例が増えたらいいなと思います。

私も投資収益の一部を寄付する意欲はあります。でも、そのためにはまず収益をあげないと・・・・(泣)
スポンサーサイト
[ 2006/09/29 18:42 ] 偉大な投資家 | TB(0) | CM(0)

ハッテンの「Dumbo オレンジ」を購入

Dombo オレンジ

3か月を過ぎた娘のため、この商品を購入。
リチャード・ハッテンというオランダ人デザイナーの「Dumbo」という子供向けデザインマグです。

象さんみたいでかわいいでしょ?

プラスチック製なので、多少雑に扱っても大丈夫というところもポイント。甥っ子をみていると、赤ちゃんはなんでも放り投げますから・・

うちの娘が使えるようになるのは、もう少し先ですけどね。
[ 2006/09/28 22:21 ] 雑記 | TB(0) | CM(0)

「バフェットとソロス 勝利の投資学」

バフェットとソロス 勝利の投資学原題は「The winning investment Habits of Warren Buffett and George Soros」(ウォーレン・バフェットとジョージ・ソロスの勝利の投資の習慣)。
邦題より原題の方が本書の内容を適切に表していると思います。



本書はファンダメンタル投資家とオプショントレーダーという対極に位置する2人の共通項を探ることで、成功する投資家に必要な「投資の習慣」を明らかにしています。

銘柄選択や売買といった投資方法ではなく、投資行動自体にスポットを当てている点が非常にユニークです。本書でいう「習慣」とは経験と学習を通じて習得する「無意識的能力」のことで、無意識的能力を獲得することによってリスクを抑えることができると言っています。
・・・・こう書くと何のことだかよく分かりませんが、例えば、登山家は登山に必要な技術・経験を習得しているので一般人より登山のリスクが低い、あるいは、運転免許所持者は運転技術を習得しているので無免許の人より自動車運転のリスクが低いということ。つまり、訓練と経験を積むことでリスクを抑えられると言うことです。言われてみると当然なんですが、私はこの本を読むまで投資でもそれが当てはまるなんて考えたこともありませんでした。

本書を読んで、投資の勉強を始めた頃に抱いていた2つの疑問、つまり
(1)著名な投資家の著作物に「投資の黄金則」が載っていないのはなぜか
(2)著名な投資家によって、投資についての考え方が異なるのはなぜか
という2つの疑問の謎が解けました。投資哲学や投資方法は自分で作り上げていくもので、誰でも確実に成功できる投資の公式なんて存在しないということですね。

また、本書に記載されている投資哲学・投資方法で考慮すべき12の要素は、自分の投資方法を考える際の参考になります。
株式投資で平均以上の利益を得たい人は必読です。「投資の黄金則」を探すより、本書を読んでマジメに投資に取り組んだ方が合理的だと思いますよ。

■■成功する投資の習慣23箇条■■
〔習慣1〕最重要事項は「元本を確保する」ことである。

〔習慣2〕(習慣1の結果として)リスク回避的である。

〔習慣3〕自分の性格、能力、知識、嗜好及び目的に基づいて独自の投資哲学を作り上げる。
→ 結果として、非常に成功している投資家の投資哲学は一つとして同じにならない。

〔習慣4〕投資を選び、自分独自の銘柄選択及び売買手法を開発し、実践している。

〔習慣5〕分散投資なんて小鳥さんのやることだと信じている。

〔習慣6〕税金や取引コストを嫌い、合法的に税金を最小化するべく手段を講じる。

〔習慣7〕自分に理解できるものにだけ投資する

〔習慣8〕自分の基準に合致しない投資は拒絶する。

〔習慣9〕自分の基準に合った新しい投資機会をいつも探しており、自分自身で積極的に調査を行う。

〔習慣10〕自分の基準に合う投資対象が見つかるまで、いつまでも待てるだけの忍耐力を持つ。

〔習慣11〕決めたらすぐに行動する。

〔習慣12〕うまくいった投資は事前に決めた手仕舞う理由が現実になるまで手放さない。

〔習慣13〕神に従うがごとく自分のシステムに従う。

〔習慣14〕間違いが分かったらすぐに修正する。

〔習慣15〕いつも間違いを学習経験として扱う。

〔習慣16〕経験を積めば積むほどリターンも高くなる。

〔習慣17〕自分の投資を口外せず、自分の投資意志決定についての他人の評価を気にしない。

〔習慣18〕ほとんどの仕事を他人にうまく任せている。

〔習慣19〕稼ぎに比べてずっと慎ましく暮らしている。

〔習慣20〕刺激と自己充足のためにやる。金のためではない。

〔習慣21〕思い入れを抱くのは投資のプロセスであり、投資対象ではない。

〔習慣22〕一日中投資のことを考えている。

〔習慣23〕全財産を賭けて投資する。


[参考]
以下のブログにも本書の解説記事があります。
・投資を楽しむ♪
・soulram’s weblog
[ 2006/09/25 23:33 ] 読書感想文 | TB(2) | CM(4)

プロフィール

私のプロフィールです。

■1974年・埼玉県生まれ。
■妻1、娘1。官庁勤務。
■尊敬する人は、ウォーレン・バフェット。
■投資略歴
 ・2005.5月に個別株投資を開始。
 ・2005.10月から投資家を目指して勉強&修行を開始。
■投資の目標
 ・経済的自由を手に入れて、世界を旅すること
 ・尊敬される投資家になること
■好きな言葉
 ・案ずるより産むが易し
 ・思い立ったが吉日
 ・明日は明日の風が吹く
[ 2006/09/23 01:45 ] 投資全般 | TB(0) | CM(2)

ドルコスト平均法のすすめ

私のお薦めの投資方法に「ドルコスト平均法」があります。
ドルコスト平均法は、定期的に一定額を投資するというシンプルな投資方法です。定期的に一定額を投資することで、値段の高いときには投資口数が少なく、値段の安いときには投資口数が多くなるため、結果として投資額が「平準化」するという仕組みです。

投資の基本は「安く買って高く売る」こと。定期的に追加投資するより、値動きを見ながら割安なときだけ投資する方がリターンは大きくなります。それでは、私がどうしてドルコスト平均法を薦めるのか。

まず、次の2つの表をみてください。表1は、1989~2006年7月までTOPIXにドルコスト平均法で投資した場合の収益率の推移、表2は、同期間にTOPIXに定期的に一定口数投資した場合の収益率の推移を表にしたものです(表1の詳細は「TOPIXインデックスへの投資(1989~2006)」を御覧ください)。

表1



表2



上の2つの表のうち、もっともリターンが大きくなる「買い時」がいつだか分かりますか? 2002年ですね。でも、当時、「いま」が買い時だと判断できたでしょうか? TOPIXは1999年から3年連続で値下がりしていますから、まだまだ下がると思ったかもしれません。逆に、2001年の時点で「買い時」だと判断し、既に投資してしまっているかもしれません。つまり、「買い時」を適切に判断することは非常に難しいんです。

だから、ベストな「買い時」を求めて貴重な時間を浪費するより、定期的に追加投資することで投資額を平準化した方が合理的です。そこでもう一度上の2つの表を比べると、ドルコスト平均法の方が平均投資額が低く、収益率が高くなっています。定期的に追加投資するならドルコスト平均法の方が有利ということです。

ドルコスト平均法を使えば、投資家は「買い時」を判断するという悩みや、買い時を間違えたときの後悔から解放されます。つまり、先日紹介したインデックスファンドが銘柄選択の点で「もっと儲かる可能性」を諦める代わりに確実に市場平均と同じリターンを得られる投資方法であるように、ドルコスト平均法は投資タイミングの点で「もっと儲かる可能性」を諦める代わりに平均的なリターンが得られる投資方法なんです。
ドルコスト平均法を使ってインデックスファンドに投資することで、「何を買うか」「いつ買うか」という判断をすることなく、確実に市場平均と同等以上のリターンが得られます。株式投資に時間を割きたくない人にとっては、これ以上の選択肢はないのではないでしょうか。

ドルコスト平均法を使う際の注意点は2つだけ。
1つは、長期的な値上がりが期待できる投資信託を選ぶこと。何も選べないときは投資を控えた方が賢明です。
もう1つは、値下がり時に投資を止めないこと。ドルコスト平均法の仕組みは前述のとおりなので、値下がり時に投資を止めると、値段が高いときだけ投資するアホ投資家になってしまいます。
[ 2006/09/18 22:21 ] 投資全般 | TB(0) | CM(0)

インデックスファンドのすすめ

私は個別株に対する集中投資を基本スタンスとしていますが、インデックスファンドにも投資しています。また、株式投資の勉強をすればするほど、普通の人にとってはインデックスファンドが最良の投資対象だという思いを強くしています。そこで今回は、バリュー投資家の立場からインデックスファンドをお薦めしてみたいと思います。

まず、最近の金融理論では、株式市場は効率的であるという考え方が主流です。この考え方は、株式市場にはたくさんのプロが参加しており、株価に影響を与えるような情報はすべて株価に反映されるので、割安株を探したり将来の株価動向を予測したりするのは無意味というものであり、「効率的市場仮説」と呼ばれています。この考え方を支持する人は、インデックスファンドへの投資がもっとも合理的な選択肢となります。

他方で、株価には人間の心理が反映されるので、株式市場は非効率であるという考え方もあります。割安株投資や成長株投資は、現在の株価と内在的価値の乖離で利益を得ようとする投資方法なので、このような投資方法を用いる人は、当然、株式市場は非効率だと考えています。

それでは、株式市場は非効率だと考える人にはインデックスファンドは向かないのかというと、そうではありません。割安株投資や成長株投資の場合、企業の財務状況や経営状況、その企業を取り巻く競争環境や市場構造といった情報を集め、それを分析して企業の価値を適切に評価し、現在の株価と比較して投資対象を選定する必要があります。
しかし、人間心理が株式市場に与える影響を研究する「行動ファイナンス」では、人間の心理が反映されるので株式市場は非効率であるとしつつ、人間は自分の接した情報や過去の経験を過大評価しがちであるとされています。それはそのとおりで、必要な情報を手に入れることと、それを正しく分析することはまったく別の問題です。

つまり、仮に株式市場が非効率であるとしても、それを利用して誰でも利益が得られるわけではありません。バフェットの存在が示すように、市場の非効率を利用して利益を得ることは不可能ではありませんが、バフェットが希有な存在であることから分かるように、それは決して簡単なことではないのです。

ところが、インデックスファンドへの投資は、インデックスに連動するように設計されていますから、十分な調査も冷静な判断力も必要ありません。ただインデックスファンドに投資するだけで、市場平均に連動するパフォーマンスを得ることができます。
もちろん、インデックスファンドでは市場平均に勝つことはできませんが、市場平均に勝つほどのリターンを得るには、株式投資のために多くの時間を割く必要がありますし、多くの時間を割いたからと言って市場平均に勝てるとは限りません。
市場平均に勝つために多くの時間を割くのと、手間をかけずに市場平均に連動するパフォーマンスを得て時間を自由に使うのと、どちらが有意義でしょうか。前者の道を選んでいる私が言うのも変ですが、私は、ほとんどの人にとっては、後者の方が絶対に有意義だと思います。

ただ、一つだけ忘れないでほしいことがあります。それは、インデックスファンドは市場平均に連動するだけので、インデックスファンドで儲けるにはインデックス自体が値上がりする必要があります。逆に言えば、インデックス自体が値下がりしてしまえば損をするということです。インデックスファンドなら絶対に儲かるという保証があるわけではありません。
なので、例えばTOPIXのインデックスに投資するなら、日本の株式市場は今後成長が期待できるのか、相場が過熱して株価が高過ぎる状態にないかといったことは自分で考える必要があります。

ちなみに、ここまでインデックスファンドを薦める私がどうしてバリュー投資をしているのか疑問に思う方は、「投資が楽しくなってきました」を御覧ください。この記事に共感できるなら、個別株への投資にチャレンジしてみてもいいかもしれません。
また、私のインデックスファンドの投資状況は「国際分散ポートフォリオ(1)」「国際分散ポートフォリオ(2)」を御覧ください。
[ 2006/09/14 21:58 ] 投資全般 ファンド | TB(2) | CM(10)

もうイヤ・・

大変だ。

定期購読している会社四季報CD-ROMの最新号が届いたので、いつものようにThinkPadにインストールしようとしたんだけど、何度やってもうまくいかない。

あれ!?
そういえば、先日、就職活動中の弟にThinkPadを貸したとき、「兄貴のパソコン、DVDは見られないんだね」と言っていたかすかな記憶が。
まさか、DVDドライブが故障!?

嫌な予感に駆られつつ、他のCDを入れてみたり、トラブルシューティングを試してみたりしたけど、まったく効果なし。プロパティをみるとデバイスは正常に作動していることになっているんだけど、どのCDを入れても読み取れない。
そんなバカな!?

このThinkPadは、日ごろMacを愛用している私が、会社四季報CD-ROMのためだけに(妻を拝み倒して)購入したWindowsマシン。会社四季報CD-ROMを読むとき以外はほとんどMacを使っているので、会社四季報CD-ROMが読めないんじゃあ存在意義がなくなっちゃう。まだ購入してから1年も経っていないのに・・

誰か何とかしてくれませんか?
今夜はもうお風呂に入って寝ます。もう疲れた・・

明日の朝起きたら正常に動作した、なんてことにならないかなぁ・・
[ 2006/09/14 00:45 ] 投資全般 | TB(0) | CM(4)

投資が楽しくなってきました

最近、投資が面白くなってきました。
えっ? 具体的に何がどう面白いのかって?
その話をするには、そもそも「投資」とは何かということからお話しする必要があります。

「投資」ってなんだと思いますか? リスク資産でお金を運用すること?
本当にそうでしょうか。投資の対象っていろいろありますよね。株式はもちろん、債券、通貨、オプション、貴金属、不動産、事業(ビジネス)、美術品・・・・etc
私は投資とは、「自分の資産をより価値の高い資産と交換する作業」だと思っています。こう考えると、投資の対象がいろいろあることも納得できると思いませんか?
そして、投資をこのように捉えると、投資のプロセスは次のように分解できます。
 1 投資対象の選定
 2 投資条件の決定
 3 資産の交換

このうち、投資でいちばん重要なのは「投資対象の選定」、つまり資産の価値を評価することです。どれくらいの価値があるか分からないのに、いくらで買うかなんて決められませんよね。逆に、その資産の価値が分かってしまえば、「投資条件の決定」つまりいくらで買うかというのは、どれくらいの儲けがほしいかというだけの問題です。この2つが決まってしまえば、「資産の交換」なんて単なる事務作業に過ぎません。

そして、いちばん重要なのが価値の評価なら、できるだけ正確に価値を評価できるような知識を身につければいいんです。株式投資の場合、株式の価値は何かというのもいろいろ意見はありますが、バフェットとリンチを尊敬する私にとっては、株式の価値とは企業の価値です。したがって、できるだけ正確に企業の価値を評価できればいいということになります。

こう考えるようになって、頭の中がすっきりしました。できるだけ正確に企業の価値を評価する必要があるなら、そのために必要な勉強をするだけ。やるべきことが明確になると、人間はけっこう頑張るものです。また、企業の事業活動はさまざまな要因で影響を受けるので、政治・経済・国際情勢にも関心が向くようになりますし、いまはどんな商品が売れているのかといったことにも敏感になります。
しかも、投資は、その成果がリターンという具体的な数字で現れ、お金が儲かるし失敗すればお金を失うので、自ずと投資対象の選定にも真剣になります。それに、投資をするかしないかは私の自由なので、うまくやる自信のないときは投資をしなければいいだけです。
つまり、具体的に投資の何がどう面白いのかという冒頭の答えは、企業の価値を評価するための勉強をして、学んだ知識を活用して投資対象を探すという投資のプロセスそのものが面白いのです。例えるなら、自分の得意科目だけを勉強して、こちらの準備が整ったときだけ試験を受けて、試験でいい成績を取ったらお金がもらえる学生生活みたいなもの。いまの私にとっては、投資が最大の楽しみと言ってもいいくらいです

あとは、市場平均を上回るリターンという形で、勉強の成果が現れてくれれば最高なんですけどね。まだまだ勉強しなければならないことがたくさんあるので、それはもう少し先になりそうです。
[ 2006/09/13 00:38 ] 目標と行動計画 | TB(0) | CM(4)

ROICとWACC

ここしばらく、ROIC〔投下資本利益率〕の意義が理解できずに悩んでいました。株式を企業の部分所有権とみるなら、重要なのはROEだと思うし、企業自体の収益性を比較するなら、有利子負債以外の負債も含めたROAの方が有効だと思うし。でも、ものの本にはROEやROAよりROICが重要と書いてあるし・・

でも、最近になって、ようやく謎が解けました。ROICはWACC〔加重平均資本コスト〕と併用して初めて真価を発揮する財務指標なんですね。つまり、ROICとWACCはどちらも分母が共通(有利子負債+株主資本)なので、ROICとWACCを比較することで、
 ROIC  >  WACC = 資本コストを上回る利益を稼ぐ優れた企業
 ROIC <= WACC = 資本コスト以下の利益しか稼げないダメな企業
というように、その企業が価値創造企業か価値破壊企業かが一目で分かります。う~ん、素晴らしい。

ただ、厄介なのはWACC。正確にいうと、WACCの算定に必要な株主資本コストです。株主資本コストは投資家の要求する最低限の要求収益率であり、
 株主資本コスト =リスクフリーレート+市場全体のリスクプレミアム×β
で計算できるとされています。
でも、私は、この算定式に納得することができません(理由は別の機会に)。

まあ、ものの本によれば、WACCは「推定」にとどまるということです。企業価値に基づいて投資を行う場合、20社以上に分散投資することは稀でしょうし、他にもいろいろな分析をするでしょうから、WACCを厳密な算定に固執する必要はないとは思います。
とはいえ、企業の収益性を考える場合に、資本コストという概念を考慮に入れることは非常に重要だと思います。なので、WACCを算定しなくていいとか、考慮しなくていいと言うことではなく、むしろ、厳密に算定できない以上、保守的にざっくりと推定することをお薦めします(例えば、リスクプレミアムを6%、βを1.5と仮定してもいいと思います)。

ちなみに、私の場合、
 ・実質無借金であること
 ・ROEが13%以上であること
を基本的な投資基準としていますが、この基準をクリアする企業は通常ROIC>WACCになっていると考えられるので、ROICやWACCをあえて算定するつもりはありません。ただ、不動産会社等のレバレッジの利いた企業に投資する際には、ROICとWACCをきちんと比較する必要があるかなと感じています。

〔参考〕
ROIC =NOPLAT/(D+E)
WACC=D/(D+E)×rD×(1-税率)+E/(D+E)×rE
D:有利子負債 E:株主資本 rD:負債コスト rE:株主資本コスト
[ 2006/09/11 22:28 ] 投資全般 | TB(0) | CM(0)

「なぜか日本人が知らなかった新しい株の本」

なぜか日本人が知らなかった新しい株の本なぜか日本人が知らなかった新しい株の本
山口 揚平

ランダムハウス講談社 2005-07-20
売り上げランキング : 1896
おすすめ平均

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

株式投資に限らず、投資の基本は「安く買って高く売る」ことです。でも、株式投資を始めたころの私がそうだったように、「その株が安いのか、高いのかはどうやって判断するのか?」という疑問を持つ人は多いと思います。
この本は株の値段=企業の値段という考え方に立っています。
そして、企業の値段、つまり企業価値を「ざっくり」計算する方法として、

 営業利益×10 +〔流動資産+投資等〕―〔流動負債×1.2+固定負債〕

という公式を上げています。営業利益を10倍するのは、営業利益から税金相当分を控除し(営業利益×0.6)、期待リターン(6%)で割り引くと営業利益の10倍に等しくなるからです。そして、算定した企業価値を発行済み株式数で割れば、1株あたりの企業価値、つまり適正株価が分かります。

詳しい説明は本に書いてあるので省略しますが、私なりに勉強した結果、この公式はDCF法を可能な限り単純化したものなんだと理解しました。また、この本では、現実の株価が適正株価を「ある程度」下回っている銘柄だけに投資すれば確実に利益をあげられると書いてありますが、この投資手法は、バフェットの「安全余裕度(margin of safety)」の発想を取り入れたものと理解しています。

また、この本には、今回紹介した企業価値の計算方法以外にも、定性分析の基本、株価が上がる銘柄の見つけ方、株式投資に感情が与える影響などについても書かれていますし、株式投資に関するコラムも面白いです。新書サイズで200ページほどの分量なので、株式投資に関する知識はこれ1冊で十分とはいきませんが、株式投資で成功するために何を勉強すればいいかが分かりますし、そのための参考文献も紹介されています。この本を読んで、いつの時点の営業利益で分析するのか、割引率は6%でなければいけないのか、企業を分析するにはどんな点に着目すればよいのかなどの疑問を持った方は、紹介されている参考文献も読んでみることをお薦めします。

ちなみに、私はこの本を読んで、バフェットという凄い投資家がいることを知り、いまではバフェットに近づこうと会計学や経営学、経済学を勉強するようになりました。
こうしてみると、この本に出会ったことでずいぶん変わったなあと、今日この記事を書いて改めて思いました。もっとも、この本が私を変えたというのは大袈裟で、この本がきっかけになっていろいろな本を読み漁った結果、私を変えた本に出会ったという方が正確ですけどね。





[ 2006/09/05 09:50 ] 読書感想文 | TB(1) | CM(0)

投資信託の販売手数料と信託報酬

私の作った「ファンド」のポートフォリオを紹介した記事について、にじ@Rayさんから、販売手数料より信託報酬を重視した方がよいという指摘を受けました。

最初は、ドルコスト平均法の場合は定期的に購入する必要があるので販売手数料の方を重視すべきと考えていましたが、冷静に考えてみると、100万円を1回で投資した場合と100回に分けて投資した場合で販売手数料の合計は同じです(書いてみると当たり前ですけど)。どうやら、定期的に購入するから販売手数料の方が重要というのは、特に根拠のない心理的なものだったようです(^^;)

その上で、私が記事に書いたステート・ストリート外国株式インデックス(A)と、にじ@Rayさんのお薦めである中央三井外国株式インデックスを比較した場合、
A:販売手数料0%、信託報酬1%
B:販売手数料1%、信託報酬0.84%
Aの方が信託報酬が0.16%高いので、単利で計算しても、7年以上保有するならBの方がおトクになります。

ただ、私の場合、現在の私の「ファンド」には細かい調整ができないという割と大きな欠点があるので、将来的(3~5年以内)には、外国の証券会社に口座を開いて各国のインデックスファンドに直接投資することを予定しています。たぶん、そのときには外国株式インデックスと外国債券インデックスを解約して各国のインデックスにスイッチすることになるので、いまの私にとってはステート・ストリートの方がおトクということになります。

ちなみに、どうして最初から外国証券会社に講座を開かないかというと、最近は簿記と英語の勉強、四季報チェックでいっぱいいっぱいだからです・・(>_<)
私のメインは個別株投資なので、やっぱりそっちの勉強が優先。海外投資に本格的に取り組むのは、株式投資家として最低限必要な知識・スキルが自分に身に付いたと納得できてからでしょうねえ・・
[ 2006/09/02 10:31 ] 投資全般 ファンド | TB(1) | CM(0)






上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。