「梅屋敷商店街のランダム・ウォーカー」で、改正金融証券取引法に関する
記事が掲載されていました。
同記事及び水瀬さんから頂戴したコメントで、海外の株式指数に連動したETFを上場するためには「投資信託及び投資法人に関する法律施行令第八条第二号イの規定に基づき株価指数を定める件」という告示により指定を受けなければならないという規制があることを教えていただきました。
他方で、当該告示で指定されていない韓国ETF(東証)や上海ETF(大証)が既に上場されているのはなんでだろうと思ったのでちょっと調べてみたところ、大証のウェブサイトでこんな
資料を見つけました。
私の理解が間違っていなければ、海外の株価指数に連動するETFについては、
①現物拠出型の内国ETFとして設定・上場するには当該告示により指定を受ける必要があるものの、
②金銭信託型の内国ETFとして設定・上場するのは問題ないこと
③海外の株式市場に既に上場されているETFを外国ETFとして上場するのは問題ないこと
が分かりました(って、他の方は既にご存知かもしれませんが。)。
件の韓国ETFや上海ETFは、②と③のどちらになるんでしょうね。
現物拠出型と金銭信託型の違いは、私のつたない理解では、現物(指数を構成する株式)を信託財産とできるかどうかの違いのようです。
また、内国ETFと外国ETFでは、税制の取扱いが違うようです。
つまり、外国ETF等としてであれば、現状でも、海外ETFを国内証券取引所に上場することに法的障害はないということですね。実際に韓国ETFや上海ETFという事例もあるわけですし。
しかし、法的規制がないにもかかわらず、上場されるETFが一向に増えないということは、もしかしてこの先も・・
う~ん、自分ではどうにもならない国内事情にやきもきするより、さっさと海外に証券講座を開設して好きなETFに投資する方がよほど建設的に思えてきた。むむむ・・
(関連記事)
ホンネの資産運用セミナー「改正金融商品取引法が成立~国内ETFの組入規制を緩和」
今日のNHKスペシャルはドバイの特集。個人的には、NHKスペシャルは作りがしっかりしていて好きな番組。今日の特集も僕にとってはとても面白かった。
ドバイは最近、日本でも有望な投資先として脚光を浴びているけど、個人的にはちょっと否定的。
もともと、自国民がろくに働かずに出稼ぎ外国人労働者を酷使しているのが気に入らないという好みの問題はあるけど、それを別にしても、ドバイという国の経済が安定して成長していけるのかどうか、個人的にはとても懐疑的。
個別銘柄の株価がいずれ企業価値に収束すると言われているように、ある国の株式市場の時価総額がいずれその国の経済価値に収束すると仮定すると、その国の経済の安定成長が期待できるかどうかがポイントになると思う。
そして、私の浅はかな経済知識では、国の経済成長は長期的に
労働人口の成長率 × 生産性の成長率
で計算できるとされているらしいんだけど、ドバイの労働人口や生産性が今後も安定成長を続けていけるのか、個人的にはちょっと根拠が見当たらない(逆に中国なんかは、生産性の低い労働力が地方に溢れているので、労働人口も生産性もしばらくは安定成長していくんじゃないかと思う。)。
今日のNHKスペシャルで、ドバイで儲けたイラン人の不動産投資家が、ドバイで不動産を買っている人の8割は投資家だと言っていたけど、果たしてそういった状態の経済が健全なのか、個人的にはちょっと疑問。
また、人口140万(そのうち70万はドバイ人の数分の一未満の給料で働く外国人出稼ぎ労働者)のドバイには、数年後に、1000万人規模の不動産物件が誕生すると紹介されていたけど、果たして「金融と観光がウリ」のこの国の人口が、今後そんなに増えるんだろうか。
もちろん、投資判断は人それぞれなので、ドバイは買い、という人と議論するつもりはない。時間が経てばマーケットが正しい答えを教えてくれるだろうし。そのときに私が笑うか、それとも爪を噛んで悔しがるかは、誰にも分からない(こんな記事を書いておきながら、後で気が変わってドバイに投資する可能性だってあるんだし。)。
今夜のNHKスペシャルは「沸騰都市」というシリーズもので、今夜が第1回。次回の第2回はロンドンらしい。次回も楽しみ。
今般、相互リンク先のとよぴ~さんが、日経証券部の記者さんから、個人投資家にとってはどんなETFが証券取引所に上場すれば便利なのかというテーマで取材を受けることとなったそうです。
そして、とよぴーさんは、他の個人投資家の御意見も参考にしたいといのことで、ブログ上でアンケートを実施しています。とよぴ~さんの
「皆様のチカラ(意見)を貸してください」という記事がそれですので、お時間のある方は御協力お願いします。
ところで、せっかくの機会なので、どんなETFが上場したら便利なのか、私なりに考えて見ます。一般的なところでは、とよぴ~さんのアンケートにも登場する「MSCI・コクサイ・インデックス」に連動したETFがあったらいいんじゃないかと思います。
ただ、私は米国経済の先行に悲観的なので、MSCIコクサイでは米国の比重が大きすぎると感じています。私としては、次の3つのETFが証券取引所に上場されたら、それだけでグローバル・ポートフォリオが組めるので嬉しいです。
○(米国)iシェアーズ® Russell 2000 インデックス・ファンド(IWM)
○(欧州)iシェアーズ® MSCI ヨーロッパ(IMEU)
○(新興国)iシェアーズ® MSCI エマージング・マーケット・インデックス・ファンド(EEM)
米国については、本当はRussell2000よりもRussell3000に連動するETFの方がいいのですが、該当する商品が見つかりませんでした・・
実は現在、海外ETFを購入するために海外証券口座を開設することを検討中なんですが、上記3つのETFがいずれも日本の証券取引所で買えるようになるなら、わざわざそんな面倒なことをしなくてもいいかもしれません。
読者の方のコメントで初めて知りましたが、
楽天証券
が海外ETFの取扱を拡充するとのこと。相互リンクしているインデックス投資家の水瀬さんの
ブログは、コメント数が凄いことになっています(笑)
私は、先日のセゾン投信については極めて否定的な記事を書きましたが、今回の楽天証券の取組は大歓迎です。
特に注目しているのはiShares MSCI Emerging Markets Index Fundです。
私は常々、新興諸国への投資比率を高めたいと思っていましたが、英語力と資金に乏しい現状では海外への直接投資は現実的な選択肢でなく、他方で国内では割高なアクティブ投信か、米国への投資比率の高いバランスファンドのどちらかしか選択肢がなかったので、非常に忸怩たる思いでした。
しかし。
そんな日々とはもうサヨナラ。
個人的には、20~40年後を見据えた場合、ポートフォリオの半分以上が新興諸国でもまったく問題ないと(むしろ望ましいとさえ)思っているので、これからはガンガン新興諸国への投資比率を高めていきます。
ちょうど娘の証券口座の開設を検討していたところなので、楽天証券に口座を開いてこのETFをメインに据えようかなと思っています。
個人的には、iShares MSCI Emerging Markets Index Fundのほか、もう1つメインとする予定のiShares MSCI EAFE Index Fundの両方とも米ドル建てである点を懸念していましたが、水瀬さんの
解説によると、当該ETFの為替リスクは投資対象国・地域の現地通貨に係るものだけで、当該ETFがどの通貨建てかによって新たな為替リスクは生じない(例えば、 EUを投資対象とする米ドル建てETFに投資する場合、ユーロ等に係る為替リスクはあるが、米ドルに係る為替リスクはない)ようです。
もちろん、細かい要望はいろいろありますが、それを言い出したらキリがありませんからね。ひとまず今回は素直に喜びたいです。
これで国際分散投資の方は一応希望どおりのポートフォリオが組めそうなので、あとは国内の個別株投資を頑張るだけ。
良かった、良かった。
せっかくなので、楽天証券を宣伝しておきます(笑)


(注)水瀬さんの御指摘を踏まえ、本文を一部修正しました。
後でじっくり、読みたいと思います。レバレッジ君私が子ども手当を支持しない2つの理由お邪魔します。
思うに子ども手当の根底にあるのは「子供達のためだから」という「主観的な善意の絶対化」ではないでしょうか。それは「女性のため」という「選択的夫婦ブロガー(志望)私が子ども手当を支持しない2つの理由私も子供手当は反対です。理由は、今は景気回復に全力を尽くすべきだから
です。子供手当の経済波及効果は極めて低いです。福祉をやってる場合か?
今がどんな時期なのかこなつホテル・ルワンダ>あつまろさん
コメントありがとうございます。
フツ族とツチ族って、統治しやすいようにベルギーが体型や鼻の高さなどを基準に無理矢理2つに分けただけで、実際に空色ホテル・ルワンダホテルルワンダ、私も印象に残っている映画です。
ツチ族とフツ族は以前から小競り合いはあったと思いますが、
旧宗主国のベルギーがツチ族を優遇したことで、憎悪がわきあつまろ